日時:10月30日(木)18:00~19:30
場所:香川大学OLIVE SQUARE2階多目的ホール(高松市幸町1-1)
対象:香川大学生(教職員、学外の希望者も参加可)
※当日参加可

講義名・テーマ とじこめられて―近代日本の閉鎖空間の文学
講義内容 閉鎖空間は文学の舞台である。悪者によって幽閉された者、自ら岩を掘り進んだもの、閉じ込められていることに気づかない者、愛する者を背負って地下水道を進む者、伏魔殿、ただ穴が好きだった者、おまえと俺の愛の泥沼など……。これらに対し、「閉じてないで外部に開かれたほにゃららを…」とか口走るのは馬鹿だけである。プラトンの「洞窟」の比喩、「巌窟王」、「噫無情」、島崎藤村「家」、井伏鱒二「幽閉」、芥川龍之介「河童」、埴谷雄高「洞窟」、安部公房「方舟さくら丸」、「密会」、等々の読解から、現在の我々を照らす積極的な何かを導き出すのが本講義のテーマである。
講師 渡邊史郎(教育学部准教授)


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