場所:豊中町農村環境改善センター(三豊市豊中町本山甲192-1)
時間18:30~20:00
定員:50名程度(第5回のみ30名)
※当日参加可
※どなたでも受講して頂けます。
※受講料無料。1回限りの受講も可能です。

内容
第1回 10月9日(木)
「消化器内視鏡診断の最先端」
胃カメラに始まった軟性内視鏡は、診断面において80-100倍拡大の機能を搭載した拡大内視鏡と特殊な光を搭載した特殊光拡大内視鏡が普及しました。最新の内視鏡診断・早期癌発見について講義します。
講師:森宏仁(医学部消化器内科講師)
第2回 10月16日(木)
「放射線被ばく影響と防護~福島原発事故からの教訓~」
最初に放射線および放射能に関する基礎知識と放射線被ばくによる人体への影響について、わかりやすく説明します。また、福島原発事故の直後に福島に出向き、環境中の放射線量および住民の放射能汚染状況の測定を行いましたので、この時の体験を報告するとともに、どのように放射線から身を守ればよいのかを解説します。この講座を通して放射線および放射線被ばくに対する理解が深まれば幸いです。
講師:笹川泰弘(医学部附属病院放射線部副診療放射線技師長)
第3回 10月23日(木)
「iPS細胞について」 人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう、英: induced pluripotent stem cells)とは、体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性 (pluripotency)と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞のこと。2006年(平成18年)、山中伸弥率いる京都大学 の研究グループによってマウスの線維芽細胞(皮膚細胞)から初めて作られた。英語名の頭文字を採って iPS細胞(アイピーエスさいぼう、iPS cells, iPSCs)と呼ばれるほか、英語名の意訳で誘導多能性幹細胞(ゆうどうたのうせいかんさいぼう)とも呼ばれる。この業績により山中伸弥は2012年のノーベル医学生理学賞を受賞した。今回は簡単にこの細胞の作り方や将来の応用可能性について説明する。
講師:板野俊文(香川大学副学長)
第4回 1月22日(木)
「核医学検査とは?PET検査とは?」
核医学検査は、X線CTやMRIのような画像診断の一つであり、体内に投与した放射性薬剤が臓器や体内組織などに集まる様子を画像化し、病気の診断、治療効果の判定などに有用な検査です。核医学検査には、SPECT検査とPET検査があります。X線CTやMRIによる画像は、形態的な情報(臓器の形の情報)を反映できますが、核医学検査では、血流や代謝などの臓器の機能を画像化することが可能です。よって、病気による臓器の形の変化が現れる前に、より早く病気の診断をすることが可能な場合があります。 今回の講演では、核医学検査の原理をはじめ、核医学検査の有用性や問題点、検査を受けるにあたっての注意点について解説したいと考えております。
講師:前田幸人(医学部附属病院放射線部診療放射線技師)
第5回 2月5日(木)
「消化器内視鏡治療・手術の最前線」
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により、電気メスで病巣を切除する体表にキズない軟性内視鏡手術が普及し、腹腔鏡・内視鏡・合同手術(LECS)といった、内視鏡医と外科医が一緒に協力し最小限の切除範囲で治療することが可能となりました。
講師:森宏仁(医学部消化器内科講師)
第6回 2月19日(木)
「糖尿病の予防」
香川県は糖尿病の患者数が多いといわれています。また、野菜の摂取量が少ない、あまり歩かないとも言われています。今回の講座では、身近にできる糖尿病の予防改善法についてわかりやすく説明します。いっしょに楽しく糖尿病について学びませんか?
講師:宮武伸行(医学部衛生学准教授)


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