香川大学法学会は、法や政治を幅広い視野で考えるために、毎年学外からゲスト・スピーカーをお招 きし講演会を開催しています。今回は、scheme verge株式会社瀬戸内ディレクターの須田英太郎氏を講師にお迎えし、近年国内外の耳目を集める MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)のうち、「旅程提案型MaaS」とその実証実験、その基盤となるプラットホーム「Horai」等について、消費者の視点も含めて、ご講演いただきます。本学の学生・院生・教員のほか、学外からの参加も歓迎します。
日時:令和1年10月28日(月)13:00~14:30
場所:香川大学法学部 第3講義室(J3教室)(幸町南6号館2階)
参加費:無料 ※ご来学の際は、公共交通機関をご利用ください
※Mobility as a Service(マース)とは、消費者の利便性を向上させる観点から、交通手段を一つのサービスと捉えた新しい「移動」の概念であり、スマホで一括予約し決済までできるようになります。

〈講師のご紹介〉
須田 英太郎(すだ えいたろう)氏
東京大学教養学部卒。同総合文化研究科修士課程(超域文化科学専攻文化人類学コース) 修了。大学院で、開発人類学の視点で自動運転の社会受容性を研究するかたわら、「自動運転の論点」編 集長として自動運転の実用化に向けた課題をとりまとめ、法・都市計画・科学哲学・デザイン・農業・物流などの 有識者による学際的なウェブメディアを運営する。2019 年にその成果を『モビリティと人の未来―自動運転 人を幸せにするか』(平凡社、2019 年)として上梓した(序「自動運転とモビリティ」を執筆)。その後、東京大 学発のベンチャー企業 scheme verge 株式会社を立ち上げ、瀬戸内地域ディレクターを勤める。2018 年 2 月 開催の内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(IP)自動走行システム「第2回市民ダイアログ『未来社会 と MaaS』」でモデレーターを務めたほか、2019 年 3 月に小豆島で行われた3大学(香川大学、群馬大学、明治 大学)自動運転公道実験で、scheme verge 株式会社として後援しパネルディスカッションの司会を務めた。 現在、瀬戸内に滞在する顧客の観光ルートやスケジュールと、事業者の対応キャパシティの分布とを把 握・予測することで、顧客需要に合わせてキャパシティを時空間配置することを可能にするプラットフォーム 「Horai」を開発している。同氏、「瀬戸内洋上都市ビジョン協議会」の事務局長でもあり、陸・空・海の交通事 業者や観光事業者が参加して、アプリ「Horai」によるデータ連携をもとにした「旅程作成型 MaaS」の開発を進 めている。上記「協議会」、本年6月に国土交通省から「新モビリティサービス推進事業先行モデル」に選定 された。 さらに、同氏、本年夏期の瀬戸内国際芸術祭で、香川大学×小豆島 夢プロジェクト「演劇でみる小豆 島のカタチ」に役者として参加している。



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