一覧を見る

上田学長メインビジュアル.png

アートボード 2.png

筧善行前学長の後を継いで10月1日付で学長を拝命した上田夏生(うえだ なつお)と申します。
香川大学医学部で22年間、生命科学の一分野である「生化学」の教育研究に従事するとともに、医学部長や副理事等として大学の管理運営にも携わってきました。これまでの経験を活かして大学の発展のために全力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。大学にとって学生の皆様が生き生きと輝いていることが何よりも大切です。そのために社会のニーズに合った教育を行い、学生がチャレンジできる多様な機会を設け、社会人が学び直しをしやすい環境を整え、地球規模の課題や地域社会の課題の解決につながる研究に注力したいと思います。

学生はひとつの学部で専門分野について深く学びますが、所属学部にかかわらず現代社会で役立つ知識やスキルの獲得も重要です。香川大学では「デザイン思考」「リスクマネジメント」「インフォマティクス」の3つを選び、それぞれの頭文字をとってDRI教育と名付け、皆が学べる仕組みを作りました。DRI教育は発展途上であり、さらなる充実に努めています。また、グローバル化への対応として国際交流活動に加えてDiversity & Inclusion(多様性の受入れと尊重、個人の能力の発揮)とSDGs(持続可能な開発目標)の理解と実践も重視します。2024年4月から創発科学研究科に博士後期課程が新設されます。2022年に開設された同研究科の修士課程に続くもので、軸となる専門分野を深化させるとともに理系と文系の連携により、既存の枠を超えた理論知と実践知を合わせた「総合知」へと発展させて社会実装することを目指しています。

令和5年10月1日