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マイコトキシン(カビ毒)は、有毒2次代謝産物です。カビ毒は、カビが死滅後も残留し、熱に安定で加熱調理ではほとんど分解しません。また、畜産物へ移行することも知られています。カビ毒は、微量ながら多様な食品を汚染しており、これらを長期間摂取することで、様々な、健康障害を与えていると考えられています(図1)。
カビ毒の汚染を明確にするためには、簡便で高感度な分析法が必要であり、現在は、抗体を用いた分析が汎用されています。そのために不可欠なカビ毒に対するモノクローナル抗体を作製しています(図2)。現在までに主なカビ毒に対する抗体を作製し、民間企業と共同で測定キットを開発しています。開発した手法を用い汚染調査を行い安全性評価を行っています。

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担当者

川村 理
区分:教員
職名:教授
所属:農学部