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気候変動による農作物の生産性低下が懸念されています。順応性の高い新品種の開発を高効率短期間に推進するために半数体育種法の利用が期待されます。この技術は、未成熟花粉から育成した半数体を染色体倍加して短期に純系を得ることを原理とする育種法ですが、ごく限定された植物種(タバコ)でしか実用化されていません。ナス科のタバコ属、ダチュラ属で開発された花粉培養法(画像参照)を、地表の風雨に影響を受けにくい地中性ナス科作物(ジャガイモ)に適用したいと考えています。ジャガイモは四倍体作物であり、半数体の表現型の解析などからも新たな育種戦略に資することと思います。

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担当者

京 正晴
区分:教員
職名:教授
所属:農学部