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地域の水環境を保全するには、自らが求める水環境について意見交換―合意形成を行うことが必要であり、そのためには市民が身近な水辺への関心を持つことが不可欠です。大野市では豊富な地下水が市民の上水源に使われていることから、他の地域に比べて市民の水への関心は高く、毎日の地下水位計測が市民の手で行われています。本取り組みでは、市民の水への関心をより高めることを目的に、学術レベルかつ市民が活用できる地下水観測手法を構築し、その運用とデータ解析を大学と市民が共同で行うことを目指しています。身近な自然で起こっていることについて、研究成果を一方的に提供し、理解を求める従来の方法に比べ、モニタリングとその解析を市民と大学が共同で行える環境を提供することは、求める自然環境を明確にするための自主的な合意形成に必要な取り組みです。

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担当者

山田 佳裕
区分:教員
職名:教授
所属:農学部

学外パートナー

大野市