香川大学農学部・国際希少糖研究教育機構と三井化学アグロ株式会社の共同研究チームは、砂糖に近い甘さで、食品として利用価値の高い希少糖が、農業用資材として新たな価値をもつことを発見しました。自然界に存在する希少糖の一つであるD-タガトースは、生体代謝経路の酵素群を連続的に抑制し、その代謝系産物が重要とされる植物病原菌等を中心に、既存の化学農薬と同等の防除効果を示すことを明らかにしました。これらの研究成果を基に、食品素材の希少糖から人・環境にやさしい新しい概念の農薬が生まれる可能性があります。これらの研究成果は、英国オンライン科学雑誌「Communications Biology」に掲載されています。
参考URL
https://www.nature.com/articles/s42003-020-01133-7
https://www.ag.kagawa-u.ac.jp/?research=%e7%a7%8b%e5%85%89%e3%80%80%e5%92%8c%e4%b9%9f%e3%80%80%ef%bc%88%e6%a4%8d%e7%89%a9%e7%97%85%e7%90%86%e5%ad%a6%ef%bc%89
担当者
秋光 和也
区分：教員
職名：教授
所属：農学部・国際希少糖研究教育機構
学外パートナー
三井化学アグロ株式会社