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植物は種を残すための生存戦略として、「種子脱粒性」といって、種が実ると落ちる性質があります。一方、作物としては、収穫前に種が落ちてしまうと収穫量が減ってしまうので、落ちにくい方向に品種改良されてきています。
日本で栽培されるイネの多くは、脱粒しない方向に選抜され育種されてきました。しかし、在来品種や酒米など、また、世界のイネ収穫量の多くを占めるインディカ米においては、今日でも、まだ強い脱粒性を示す品種や系統が残っており、収穫時の脱粒によって収穫量が減ってしまうという問題を抱えています。また、落ちにくすぎるイネは脱穀時に手間暇がかかることや、コンバインの刃がすぐに消耗してしまうという問題があります。
そこで、私たちはイネの脱粒性程度を栽培する品種や目的に応じて制御することによって、収穫時のロス低減による高収量性イネの作出や少子高齢化に対応できる作業効率の高いイネ品種の育成を進めています。

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担当者

杉田 左江子
区分:教員
職名:准教授
所属:農学部