No. プロジェクト名 配分額(円)
概要
1 ◆香川の漆文化啓発プロモーションのための短編映画製作プロジェクト 200,000

 香川県は工芸王国といわれ、優れた工芸作家の活動する地域である。中でも漆文化は讃岐独自の技術を有し、専門家の間では国内のみならず世界的にも評価は高い。
 
 一方で、このような高い技術や文化の存在あるいは漆文化の魅力が充分知れ渡っているとは言いがたい。ましてや世界的にはもっと広報の余地を残し、まだまだ発展の可能性のある領域であると考えている。

 我々は昨年度の地域マネジメント研究科の授業において、さぬきの漆文化の可能性について取り上げて検討を繰り返し、国内外への漆文化の魅力を伝える広報戦略のツールとして用いるための短編映画脚本を完成させるに至った。
 
 本授業自体は昨年度に終了したが、過程において漆文化やその問題点に対して意識が高まり、自主的に映像作品としても完成させるという計画が持ち上がった。
 
 完成した作品はインターネットを介して世界中へ公開予定で、有志を募って各国の言語で字幕を添付できれば、より分かりやすく世界へ向けてアピールできると考えている。
 

2 ◆香川県の汽水・淡水魚類図鑑作成への挑戦~ハゼ類を中心にして~ 200,000

 本プロジェクトは香川県に生息する汽水・淡水魚類を網羅的に収録した図鑑の作製を最終目的としており、萌芽期となる2020年度はハゼ科に分類される魚類に焦点を当てた活動を行います。

 具体的な活動内容として、プロジェクト遂行に必要な知識・専門技術の習得を目的とした勉強会、および、香川県内の汽水・淡水域において実施するハゼ科魚類の生息状況調査を計画しています。活動記録等に関しては当会公式SNSを介して随時公開していく予定です。

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3 ◆人が集まる明るい場所を取り戻そう!高原城址再生プロジェクト 178,107

 私たちが直島で経営する和cafeぐぅの裏山の頂上付近に、高原城址と呼ばれる桜や梅、その他様々な季節の草花が植えられた広場があります。その眺望の良さから、ここがお気に入りの場所だという地域住民も少なくありません。しかし、広場を管理する地元老人会のメンバーの高齢化に伴い、現在、広場の草木は十分に手入れされておらず、うっそうとした雰囲気になっています。

 そこで、私たちも地域住民のみなさんとともに広場の整備を行い、人が高原城址に関わる仕組みを作ることによって、高原城址を再び人々が集まる憩いの場所にしたいと考えています。また、桜の木をはじめとする季節の草花や、瀬戸内海の景色など高原城址が元々持つ魅力を活かし、地域住民のみなさんだけではなく、直島を訪れた観光客のみなさんにも立ち寄ってもらえる場所にしていきたいと考えています。

 今年度は本事業の仕組みづくりとして、景観を整えるための広場の継続的な整備と、小学生を対象にした高原城址の木を用いたワークショップ、さらに桜の植樹イベントを行いたいと思います。小学生にはイベントを通して高原城址への理解を深めてもらい、地域の史跡を守るプロセスをともに体験してもらうことで、直島や高原城址に対する愛着を持ってもらうことができればと思います。

 私たちの日々の活動の様子は Facebook外部リンクアイコン に掲載中です。ぜひご覧ください!

 

4 ◆さぬき再犯防止プロジェクト 129,317

 本プロジェクトの目的は、地域の方たちが安全に安心して暮らせる社会を作り出すために、高齢者や障害者の方たちの再犯を防止することである。再犯が行われるのは、出所後など刑事手続き終了後、住むところがない、職がない、身寄りがない等の理由により、社会から孤立していることが主な原因だという調査報告があり、再犯を防止するためには、「居場所と出番」を作ることが重要だと言われている。そこで、私たちは、今は社会で暮らす、元受刑者の対象者の傾聴を行ったり、居場所と出番のために交流を図るためのイベントを開催したりすることを考えている。

 具体的には私たちは、対象の方に傾聴活動を行い、対象となる方たちの置かれている現状を学ぶために研修会を実施し、企画する交流イベントを通して、居場所と出番づくりのお手伝いをし、ひいてはそれが再犯防止に役立つような活動を企画している。

5 ◆在宅療養ALS患者さんとのリモート交流 200,000

 私たち香川大学医学部ボランティアサークルでは、さまざまなボランティアに参加しています。
しかし、現在Covid-19 の流行により、従来行ってきた「在宅ALSボランティア」の活動を自粛することとなりました。
在宅療養を行っているALS患者さんは、疾患と呼吸装着による拘束感に加えて、外出規制による孤立感・孤独感を感じていると考えられます。

 そこで、本プロジェクト、「在宅療養ALS患者さんとのリモート交流」を企画しました。このプロジェクトは、Covid-19の流行により孤立感・孤独感を感じていると考えられる在宅療養ALS患者さんにとって、社会とのつながりを感じられ、楽しい時間となることを目的としています。

 活動内容としては、iPadを利用し感染対策を行いながら、リモートで「クイズ大会」「朗読」「風景の実況」などを行います。このことにより、患者さんやご家族の外出できないストレスの軽減や、新しい世界の開拓に貢献できると考えています。

6 ◆次世代っこにMY盆栽を!~季節を楽しむ盆栽の魅力~ 197,520

 松盆栽の生産地として知られる香川県高松市。この高松盆栽をPRするために女子大生限定で結成したプロジェクトです。盆栽作家さんと盆栽未経験者の方の架け橋になることを目標としています。4年生1人、3年生6人、2年生12人、1年生2人の21人で活動中です。盆栽作家さんから盆栽についての知識を教わり、その知識をワークショップで盆栽に触れたことがない人に伝えています。商店街のイベントへの参加や、小学生や高校生、女性限定ワークショップなど、ターゲットを絞った企画も行っています。

 また、地元雑誌での毎月掲載やインターネットサイトの取材、テレビ出演、SNSなどでの情報発信にも力を入れています。SNSではワークショップの様子や、メンバーの育てている盆栽の紹介を投稿しています。インスタグラムのフォロワーは1.3万人を突破しており、盆栽が注目されていることが窺えます。他にも、盆栽に関するものを取材して、フリーペーパーの作成も行っています。
 

7 ◆香川のみんな、なんしょんな?~University Radio Project~
200,000

 Radio18では、毎月第4週の水曜日に22:00からFM高松にてArt Time Junctionというラジオ番組を制作しています。この番組では、私たちが大学生の視点から、香川県内の観光スポットやおすすめ店舗の取材、様々なゲストとのトークなどで香川県内の情報を取り上げた番組を放送しています。

 瀬戸内国際芸術祭をきっかけに2013年に発足した本プロジェクトは、今年度で8年目を迎え、瀬戸内国際芸術祭の会期以外にも香川県内の様々なジャンルの情報を取材し、番組内容の充実を図っています。

 今年度の活動予定としては、毎月放送する番組制作はもちろん、小学生にラジオへの興味を持ってもらい、コミュニケーション力の重要性を伝えることを目的にした「子どもラジオセミナー」や同様なラジオ番組制作をしている学生団体がある立命館大学や広島経済大学との交流を予定しています。また、活動に際し、アクリル板の設置など新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底しながら活動を行っています。
 

8 ◆菓子木型をつなげ!~若い世代に魅力ある伝統を~
194,731

 私たち、KAGAWA Makerは「お菓子で香川を盛り上げる」を目的に活動している学生プロジェクトです。これまで、さまざまなお菓子屋さんとコラボし、お菓子教室などのワークショップやお菓子の開発などを行って来ました。また、「スイーツ巡検」として県内のお菓子屋さんを訪れ、情報発信をするという活動もおこなっています。

 2017年10月、菓子木型・和三盆と出会いました。現在、菓子木型を彫る職人は日本に数人、四国ではただ一人となっています。そこで伝統工芸品である菓子木型、香川の名産である和三盆をより多くの人に伝えたいと考えました。特に菓子木型や和三盆に馴染みが薄いであろう私たちの同世代に伝統を伝える必要性を感じています。

 菓子木型、和三盆の魅力を伝えるため、ワークショップや小物雑貨の制作、情報発信を行います。

 

9 ◆「つなぐ」プロジェクト~無線通信による災害時の情報伝達を確実に行う活動~
300,000

本プロジェクト事業は、災害時の情報伝達や無線通信の重要性を大学や地域・社会に向け発信することを主たる目的としています。

災害時には有線通信が使用できなくなり、情報伝達が困難になる可能性があります。しかし、無線通信は生き残り情報を伝えることが可能です。東日本大震災でも、多くの地域で有線通信が途絶えてしまいました。そのような状況下でも、無線通信を用いてライフラインの寸断や救助要請等の重要な連絡通信を行ったことで、数々の命が救われました。

本事業は、前年度同様、以下の三項目を事業目標とします。

· 災害時に不可欠である無線を『周知』する。
· 災害時に不可欠である無線に関わる人員を『育成』する。
· 災害時に不可欠である無線を『設置』する。

本年度は、前年度の事業に引き続き各活動を可能な限り行いつつ、特に「連携」活動を重視します。

また、幸町キャンパスに、新規に「幸町支局の設置」を行い、地域防災及び学内の危機管理体制強化への貢献を行います。

●ホームページ:https://jr5yfw5.wixsite.com/home外部リンクアイコン

●Twitter:https://twitter.com/jr5yfw外部リンクアイコン

●Instagram:https://www.instagram.com/jr5yfw/外部リンクアイコン

現在、国立大学法人香川大学学生総合防災無線局では、局員の募集を行っています。詳細は、こちら(https://b199a8c6-3fc5-404c-b0af-d6964f265591.filesusr.com/ugd/7f4945_22ce868a08e740d5991f21213b0c27f9.pdf)をご覧ください。

 

10 ◆第14回 わくわくコンサート みんなで楽しむ音楽鑑賞会
200,000

 「わくわくコンサート」は,様々な理由で一般の音楽会に行くことが難しい児童と保護者も気兼ねなく参加できる音楽鑑賞会として,平成19年度にスタートしました。香川大学の学生を中心とする実行委員会を核として,100名を超える一般・学生ボランティアの参加も得ながら活動を継続し,毎年1000名を超えるお客様にご来場いただいてきました。毎年テーマを設定し,実力派の指揮者とソリストによる演奏をお楽しみいただいています。
 
 今年度は,新型コロナウィルス感染予防のため,例年とは少し異なった企画となりますが,対策に万全を期し,ご来場の皆様にご安心いただける対応を行って,笑顔あふれるコンサートになるよう準備を進めています。
 
 今年度のテーマは「ドイツ」(日独交流160周年を記念して),テーマ・アルファベットは「G」です。G線上のアリア,ヘンゼルとグレーテル(Gretel),メンデルスゾーンのバイオリン(Geige)協奏曲のプログラムで開催いたします。

11 ◆収穫体験教室2020 ~野菜と和食の魅力を知ろう~
92,384

ASUSでは、今年主に3つの活動を行う。

 1つ目は、野菜栽培体験である。野菜栽培体験では、二十日大根の種まき体験とサツマイモの収穫体験を予定している。また、二十日大根の種まき体験では、種をまいた後も自宅での水やりを通じて栽培過程の観察ができる様に、ペットボトルを使った簡易ポットでの体験を予定している。

 2つ目は、和食作り体験である。和食づくり体験では、日本の伝統食である和食づくりを通して、野菜と和食の良さを参加した小学生たちに伝えていく。

 3つ目は、野菜の魅力や和食の魅力を詰め込んだ冊子の提供である。和食のよさや年中行事で食べられる伝統的な料理の紹介などを通じて、野菜の魅力や和食の魅力を小学生に分かりやすく伝える。
 これらの活動を通して、小学生をターゲットに、野菜栽培だけでなく、野菜を多用している和食にも焦点を当て、野菜の魅力や和食の魅力について伝えていく。
 

配分額合計 2,092,059 円