11月20日(火)(13:30~17:00)に、サンポートホール高松において、日本学術会議中国・四国地区会議公開学術講演会「瀬戸内圏研究シンポジウム」を開催しました。

今回で3回目となる瀬戸内圏研究シンポジウムは「浅海の生産環境と防災」をテーマに、第Ⅰ部では、基調講演として瀬戸内海研究会議会長で広島大学名誉教授の松田治氏から「瀬戸内海の新たな再生方策としての「里海」づくり」と題して特別講演をいただいたほか、本学農学部の多田邦尚教授から「浅海域としての瀬戸内海研究」、本学工学部の末永慶寛准教授から「浅海における物質の輸送機構解明と防災への活用」と題し、それぞれ研究報告を行いました。

第Ⅱ部では、パネルディスカッションとして「浅海の生産環境と防災」をテーマに、行政から香川県環境森林部長の青山忠幸氏、産業界から香川県魚市場株式会社代表取締役社長の山本啓一氏、研究者の立場から特別講演をいただいた松田治氏、本学工学部の白木渡教授、コーディネーターとして本学農学部の多田邦尚教授にお集まりいただき、それぞれの立場から瀬戸内海、特に浅海域における課題や今後の取組など貴重なご意見をいただくことができました。
シンポジウムには、各関係機関、地元企業、本学教職員・学生など120名を超える参加者があり、瀬戸内海の環境保全の方策について熱心に聞き入っていました。

挨拶する一井学長

挨拶する一井学長

パネルディスカッションの模様

パネルディスカッションの模様