平成22年10月5日(火)香川大学医学部附属病院において、今回の臓器移植法改正に伴い、院内マニュアルを改訂し、提供者発生から臓器摘出までの対応について改めてシミュレーションを実施しました。学内関係者に加え、香川県移植コーディネーター、警察関係者、消防関係者の方々が参加されました。

シミュレーションは、交通事故により病院に運ばれた13歳男児が外傷性くも膜下出血により脳死状態となったという想定で開始されました。主治医は虐待連絡委員会とともに、虐待の兆候の無きことを確認後、患者家族へ臓器移植の機会があることを伝えました。家族から臓器提供についての話が聞きたいとの申し出を受け、移植コーディネーターが来院。臓器移植、臓器提供についての説明を実施後、臓器提供、法的脳死判定の家族の同意を得て、院内外関係機関、部署との連絡調整や、脳死判定及び必要書類の作成など、実際の流れにそって実施・確認が行われました。