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地域コミュニティの活性化への取り組み 

 本学の「地域の特性を活かした多様な学生参加型実践教育プログラムの展開」に採択された研究活動として、4年生の青木琴菜さんが、地元の自治会(町内会)の活性化に取り組んでいます。

 活動概要としては、令和54月から、栗林公園近傍の町内会(約100世帯)にご協力をいただき、地域愛着を高めることに主眼を置いた介入施策を行っています。具体的には、意識発揚と相互交流が重要と考えて、個別訪問ヒアリングやアンケート調査、町内会と共同企画した親睦行事などを実施してきました。卒業研究としてまとめたあと、20243月に、町内会総会で、研究成果の報告と提言をします。簡単にいかないことも色々ありますが、それだけに、社会の実態を深く知り、有意義な学びを得る機会になっています。

DSC_0257.JPG親睦行事の歓談タイムに、Grant Studyについて話す青木さん(20231119日)
Grant Study:良好な人間関係が幸せで健康な暮らしにつながることを示唆したハーバード大学の縦断研究

 青木さんのコメント
 町内会活性化を研究テーマとする者として、充実感に満ち溢れております。地域の課題を解決するために、専門知識や経験を活かして具体的な改善策を提案できることがやりがいとなっています。また、研究を通じて地域の方々との交流も深めることができ、地域の魅力や課題についての理解が一層深まりました。地域の方々の意見や要望を取り入れながら活動することで、誰一人取り残されない活性化策を実現できると感じています。ただ、地域の課題解決は簡単なことではありません。さまざまな利害関係や意見の対立もあるため、全ての人々の意見を尊重する必要があります。また、限られた予算やリソースの中で効果的な取り組みを行うためには、計画的な運営と的確な判断が求められます。しかし、地域の発展や地域住民の生活向上という目標に向けて取り組むことの意義を感じ、さらなる成果を上げるために努力しています。地域のみなさんと協力して、より良い未来を築いていきたいと思います。

指導教員 杉本洋一

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