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展覧会 塩江温泉鉄道 ー風景と記憶ー

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 高松市塩江美術館で塩江温泉鉄道の歴史と塩江の風景をたどる企画展が開催されました。この企画展は創造工学部造形メディアデザインコース、塩江町地域おこし協力隊、香川高等専門学校、地元の方々や鉄道関連有識者からなるガソリンカー復元実行委員会によって企画されました。造形メディアデザインコースの学生は、塩江温泉鉄道関係者へのヒアリング、実寸大模型作品の制作、ワークショップの運営、3Dプリンタによる1/20モデルの制作などに関わりました。

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 讃岐の奥座敷と呼ばれている塩江町では、1929(昭和4)年から1941(昭和16)年までの12年間、塩江温泉鉄道(ガソリンカー)が、塩江に訪れる交通手段として利用されていました。戦争などの影響で廃線になった後も人々に愛され続け、軌道であった琴電仏生山駅から高松市香川町にかけての線路跡地は、今でも「ガソリン道」という通称で道路として利用されています。

 2018(平成30)年4月に「ガソリンカー復元実行委員会」が発足し、地域おこし協力隊や地元住民、香川大学、香川高等専門学校(高松キャンパス)、塩江町歴史資料館、当館学芸員などが参加して復元事業が進められてきました。その過程で得られた資料・模型などを軸に、本展では塩江町の華やかな時代を象徴する風景と記憶を空間に現出させます。ガソリンカーを歴史のひとつの結節点としてとらえなおし、これからの塩江を考えていく視点を浮き彫りにしていきます。

高松市塩江美術館
塩江温泉鉄道ー風景と記憶ー
2019年8月10日ー9月23日

香川大学創造工学部 造形・メディアデザインコースの参加メンバー
学部2年生: 大西晴子、岡本大輝、中井菜月、吉田美和
学部1年生: 蘆原渚咲、高垣悠紀、野上遼太、山下万由子
指導教員: 柴田悠基、井藤隆志

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