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国際会議HCI2023に造形・メディアデザインコースから4件発表

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2023年7月23日-28日、デンマーク/コペンハーゲンのAC Bella Sky Hotel and Bella Centerにて国際会議25TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON HUMAN-COMPUTER INTERACTION (HCI2023)が開催され、約2,800名が参加しました。国際会議HCIはヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)系の著名国際会議です。UI/UXデザインやシステムデザイン、認知工学、感性工学などの研究を専門家の論文査読審査を経て発表できるイベントで、例年の採択率は約30%となっています。

今年度の国際会議HCIには、造形・メディアデザインコースとその大学院の創発科学研究科から間瀨朱璃(修士課程2回生)、福原颯(修士課程2回生)、新田宗史(学部4回生)、李セロン(教員)、北村尊義(教員)の5名が参加しました。発表論文は次の4件です。

■ Mase, A., Kitamura, T. (2023). Study for Presenting Information on Smartwatch to Assist in Determining Whether to Evacuate by Passing Outside the Road. In: Kurosu, M., Hashizume, A. (eds) Human-Computer Interaction. HCII 2023. Lecture Notes in Computer Science, vol 14014. Springer, Cham. https://doi.org/10.1007/978-3-031-35572-1_7
■ Nitta, S., Yokota, I., Okuno, I., Kitamura, T. (2023). A Survey on When to Think About Talking to Users of the Work Immersion Time Presentation System in the Office. In: Kurosu, M., Hashizume, A. (eds) Human-Computer Interaction. HCII 2023. Lecture Notes in Computer Science, vol 14013. Springer, Cham. https://doi.org/10.1007/978-3-031-35602-5_33
■ Fukuhara, S., Lee, S., Arakawa, M. (2023). Development of Multi-objective Optimal Design Method Using Review Data with Kansei Items as the Objective Function. In: Stephanidis, C., Antona, M., Ntoa, S., Salvendy, G. (eds) HCI International 2023 Posters. HCII 2023. Communications in Computer and Information Science, vol 1835. Springer, Cham. https://doi.org/10.1007/978-3-031-36001-5_77
■ Oomoto, W., Lee, S. (2023). An Analysis of the Impact of Bench Placement Angle on Comfortableness and Interaction. In: Stephanidis, C., Antona, M., Ntoa, S., Salvendy, G. (eds) HCI International 2023 Posters. HCII 2023. Communications in Computer and Information Science, vol 1832. Springer, Cham. https://doi.org/10.1007/978-3-031-35989-7_83

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■間瀨 朱璃(北村研、修士課程2回生)
 突然の災害時、安全地帯への避難は携帯情報端末だけが頼りになることも。今回取り組んだのはそのような状況下における、スマートウォッチを使用した経路案内での一刻も早い避難を実現するための研究です。発表では、道路外の通行可能性判断を補助する情報デザインに必要な要件の調査結果を報告しました。
 観光では、Smørrebrødと言われる、味も見た目も素敵なデンマーク料理を食しました。初めて食べるレバーパテやリンゴンベリー、食感が面白いテーブルビートとカリカリベーコンも乗った、北欧ならではの味覚を堪能することができました。

■福原 颯(勝又研、修士課程2回生)
 私の発表内容は、製品のレビューデータに対してテキストマイニングの技術を用いることで各製品に対する印象など感性的なスコアを算出し,そのスコアと製品の特徴量の関係性をもとに製品の最適設計を行う方法の提案です。発表では、質量などの物理的な量や顧客の属性を考慮することでさらに実用化に近づくことができることやレビューデータを用いた方法のみならず様々なスコアリング方法に適用できることなどのご助言・コメントを頂きました。
 デンマークでの生活は、親切な人々と快適な環境に包まれ、とても過ごしやすかったです。観光では、コペンハーゲン動物園に訪問し、4,000頭を超える動物達に圧倒されました。その中でも、パンダの食事シーンは、どこか人間味があり,愛くるしく、かなり印象に残っています。

■新田 宗史(北村研、学部4回生)
 作業中の人に話しかけるとき、話しかけるタイミングに戸惑ってしまうような経験はありませんか?オフィスや研究室では、すぐ人に相談できるというメリットもある一方、話しかけが相手にとって迷惑にならないかという戸惑いもあります。この様な背景から、ARアプリケーションによる円滑なコミュニケーションの支援方法を提案し、提案に対する調査、統計的分析を行い発表しました。
 今回の発表は、初の海外渡航,初の国際会議という慣れない環境の中で行われましたが、現地の方との交流や英語での発表、質疑応答など刺激的な体験ばかりだったと感じています。また観光では,デンマークデザインミュージアムを訪れましたが、Learning from JAPAN展を開催していたりと、意外にも日本との関わりを強く感じることが多くありました。

 デンマークは未来の洞察を取り入れたデザイン思考の手法「Futures Design」の発信地であり、デザインミュージアム・デンマーク〈Designmuseum Danmark〉には美しい椅子やプロダクトが展示されているなど、デザイン学の一大発信地でもあります。HCI2023では、参加者はもちろんのこと、スタッフとして会場の運営を担当していたコペンハーゲンの若手研究者も熱心にディスカッションに加わっていました。次回のHCI2024はワシントンD.C.で2024年7月に開催予定です。

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