香川大学では、南海トラフ沿いの海底で発生する地震や津波をリアルタイムで観測する、地震・津波観測監視システム「DONET」の大型モニターを林町キャンパスに新設しました。
今回の大型モニター設置を機に、ライフライン関係機関を対象とした防災勉強会を開催します。当日は、防災科学技術研究所の研究員からDONETの仕組みや観測データについて解説するとともに、参加機関との意見交換を行います。さらに、香川大学林町キャンパス内の防災科学技術研究所サテライトオフィスに設置した大型モニターを実際に見学し、リアルタイムで表示される観測データを確認します。
南海トラフ地震への備えが求められる中、観測データを災害対応や防災・減災にどのように活用できるのか、ライフライン関係機関とともに考える機会となります。
1.日 時 : 令和8年9月9日(水)13:30~15:30
2.場 所 : 香川大学林町キャンパス6号棟2階6202号室(防災科学技術研究所サテライトオフィス)
(住所:香川県高松市林町2217−20)
3.対象者 : ライフラインに関係する組織(参加無料)
4.講師・内容:13:30~14:30 DONET等についての解説
講師:髙橋成実氏(防災科学技術研究所上席研究員)
14:30~15:00 各組織からの質疑応答と意見交換
15:00~15:30 サテライトオフィスにおいてDONET等見学
5.駐車場 : 裏面を確認してください。
【地震・津波観測監視システム(DONET)とは】
DONET(Dense Oceanfloor Network system for Earthquakes and Tsunamis)は国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)が設置し、2016年4月から 国立研究開発法人 防災科学技術研究所(NIED)が所管している南海トラフの地震・津波の常時観測監視を目的とした海底ケーブル式の地震・津波観測監視システムであり、熊野灘沖(DONET1)および紀伊半島沖(DONET2)の海底に高密度に配置された地震計や水圧計51観測点網から構成されており、プレート境界の動きをリアルタイムで24時間監視しています。
【DONETがもたらすメリット】
・最大20分の「津波早期検知」 津波が陸地に届く前の海底で直接捉えるため、従来の陸上観測よりも10〜20分早く、正確な発生と規模を把握できます。
・確たる根拠に基づく「迅速な意思決定(GO/NO-GO)」 リアルタイムの波形データで津波を可視化。インフラの停止や職員の退避・参集など、現場が迷わず的確な判断を下すための強力な根拠になります。
・ライフラインの「早期復旧」と「安全な広域連携」 被災状況予測システム等との連携や津波の動向把握により、二次災害を避けた安全なルート選定が可能となり、インフラの迅速な復旧計画を強力に後押しします。

○お問い合わせ先
香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構
担当:笠井武志(谷)
電話:087-864-2544
E-mail:kikikanri-c@kagawa-u.ac.jp