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近藤未菜里さんデザインの香川大学ワインが商品化

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 さぬき市にある「さぬきワイナリー」では、香川大学農学部が開発した「香大農R1」というワイン用のぶどうを使って、17年前から赤ワインをつくっています。「香大農R1」は、香川のような高温地域でも着色の良好なブドウを作るために、沖縄、奄美地方に自生する野生ブドウのリュウキュウガネブとマスカット・オブ・アレキサンドリア(マスカット)を掛け合わせて育種された加工用ブドウです。

 今回、2年生約50人が履修するデジタルグラフィックスの授業で、このワインラベルデザインのリニューアルを課題としました。授業内でパソコンを使って個々人がデザイン案を考えた中から、近藤未菜里さんの案が採用され商品化されました。

 このデザインは、たわわに実った葡萄の房からワインが生まれ、下のワイングラスに注がれるようなイメージされたもので、金箔押しのラベルによって華やかで高級感のあるものに仕上がっています。菱形をベースにした特徴ある形状が目を引くデザインです。

 製造元のさぬきワイナリーでは、年内までにおよそ7000本の香川大学ワインがつくられ、大学生協や、県内の一部のスーパー、インターネットなどで販売されます。


近藤未菜里さんのコメント
 今回、このワインラベルのコンセプトである高級感とR-1の特徴を引き出すことを意識してデザインしました。小さいぶどうの実が多数配置されたデザインにすることで、R-1の特徴を取り入れつつ華やかさを演出しました。また、ワインの名前はフランス語で「芳しき野生の乙女」という意味を持つため、そのイメージを感じて頂けたら嬉しいです。このような特徴を取り入れることで、このワインならではのラベルに仕上げることが出来ました。

指導教員:南政宏

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