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授業紹介・造形基礎演習(1年次)

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学部1年生の必修科目「造形基礎演習」では,身体を使った造形をテーマに「噴水に橋を掛ける」課題に取り組みました。美術家ヨハネス・イッテンはバウハウスのマイスターとして造形論を展開し,現代の色彩デザインの基礎を築きました。イッテンの業績はデザイン理論だけでなく,独自の教育手法を展開したことも注目すべき点となっています。

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イッテンは身体と造形の関係性を教育に取り入れ,デザイン授業の導入で賛美歌の合唱や準備運動を行なってから授業を始めました。このことは身体を大きく動かすことで机上の閉じた空間での作業に捉われず自由な発想を促す意図が含まれています。
昨今のデザインや工学の教育はPCを使用することが必須となっています.画面の中だけではなく,自分の身体を大きく超える空間を想像しながらアイディアの展開を広く行う癖を付ける訓練の重要性は,現代の教育・研究環境においてより高まっていると考えられます。


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担当教員:柴田悠基

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