平成30年度より、本学客員教授にして、多くの政府委員会の委員や会長を歴任されている平原和朗先生(京都大学名誉教授)をお迎えし、地震学の用語解説や地球の内部構造、地震波の伝わり方といった基本的な内容から、活発化する内陸地震活動と南海トラフ巨大地震との相関関係、更にはAI等の最新の科学技術を活かした今後の地震学の展望といった多岐にわたる内容で講義をしていただいております。
令和5年度は下記の日程で、地震学講座Ⅰ(一般向け)、地震学講座Ⅱ(行政向け)を開講しました。
地球の構造や地震の仕組み、迫りくる南海トラフ巨大地震や最新の科学技術を活用した地震予測など、多岐にわたる内容で講義を設定しており、会場とオンラインによるハイブリッド方式により開催しました。
毎回講義では先生と受講生による活発な意見交換が行われており、受講生にとって非常に満足度の高い講座となっています。
【地震学講座Ⅰ】
開 催 日 | 講義テーマ |
【第1回】 5月10日 (水) |
地球の内部構造と大地の動き |
【第2回】 5月26日 (金) | 地震って? |
【第3回】 6月 9日 (金) | 日本の地震活動、被害地震 |
【第4回】 6月23日 (金) | 短・長周期地震動、ゆっくり地震 |
【第5回】 7月 7日 (金) |
現在もその影響が継続する東方沖地震&今後発生が危惧される南海トラフ巨大地震 |
【第6回】 7月20日 (木) |
地震予測研究とAI等の新たな科学技術を活用した今後の地震学(AI×地震学) |
【地震学講座Ⅱ】
開 催 日 | 講義テーマ |
【第1回】 1月11日 (木) |
地震の仕組みと現象 |
【第2回】 1月11日 (木) | 地震の調査・観測、地震調査研究の成果を防災に活かすために |
【第3回】 1月25日 (木) | 日本の地震活動 中国・四国地域 香川県 |
【第4回】 1月25日 (木) | 四国地域の割断増の長期評価 四国地域の活断層の地域評価 |
【第5回】 2月 8日 (木) | 南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)について |
【第6回】 2月 8日 (木) |
南海トラフ巨大地震を巡る中央防災会議の動き |
令和4年度
【地震学講座Ⅰ】
開 催 日 | 講義テーマ |
【第1回】 5月13日 (金) |
地球の内部構造と大地の動き |
【第2回】 5月27日 (金) | 地震って? |
【第3回】 6月10日 (金) | 日本の地震活動 |
【第4回】 6月24日 (金) | 短・長周期地震動、ゆっくり地震 |
【第5回】 7月 8日 (金) |
現在もその影響が継続する東方沖地震&今後発生が危惧される南海トラフ巨大地震 |
【第6回】 8月26日 (金) |
地震予測研究とAI等の新たな科学技術を活用した今後の地震学 |
【地震学講座Ⅱ】
開 催 日 | 講義テーマ |
【第1回】12月21日 (水) |
地震の仕組みと現象 |
【第2回】12月21日 (水) | 地震の調査・観測、地震調査研究の成果を防災に活かすために |
【第3回】 1月11日 (水) | 日本の地震活動 中国・四国地域 香川県 |
【第4回】 1月11日 (水) | 四国地域の割断増の長期評価 四国地域の活断層の地域評価 |
【第5回】 2月 9日 (木) | 南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)について |
【第6回】 2月 9日 (木) |
南海トラフ巨大地震を巡る中央防災会議の動き |
令和3年度
【地震学講座Ⅰ】
開 催 日 | 講義テーマ |
【第1回】 5月14日 (金) |
地球の内部構造と大地の動き |
【第2回】 5月28日 (金) | 地震って? |
【第3回】 6月11日 (金) | 日本の地震活動 |
【第4回】 6月25日 (金) | 短・長周期地震動、ゆっくり地震 |
【第5回】 7月 9日 (金) |
現在もその影響が継続する東方沖地震&今後発生が危惧される南海トラフ巨大地震 |
【第6回】 7月30日 (金) |
地震予測研究とAI等の新たな科学技術を活用した今後の地震学 |
【地震学講座Ⅱ】
開 催 日 | 講義テーマ |
【第1回】 2月 3日 (木) |
地震の仕組みと現象 |
【第2回】 2月 3日 (木) | 地震の調査・観測、地震調査研究の成果を防災に活かすために |
【第3回】 2月 9日 (水) | 日本の地震活動 中国・四国地域 香川県 |
【第4回】 2月 9日 (水) | 四国地域の割断増の長期評価 四国地域の活断層の地域評価 |
【第5回】 2月17日 (木) | 南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)について |
【第6回】 2月17日 (木) |
南海トラフ巨大地震を巡る中央防災会議の動き |
昭和50年 3月 京都大学理学部卒業
56年 3月 京都大学大学院博士後期課程修了
56年 3月 京都大学理学博士
56年 4月 日本学術振興会奨励研究員
57年 4月 京都産業大学理学部非常勤講師
58年 6月 京都大学防災研究所助手
平成17年 4月 京都大学大学院理学研究科教授(~平成30年3月)
30年 3月 京都大学名誉教授
30年 4月 香川大学客員教授、国立研究開発法人理化学研究所 非常勤研究員(現在に至る)
(学会・委員活動等)
平成20年 4月 日本地震学会会長(~平成24年3月)
20年11月 アジア地震学会会長(~平成24年9月)
24年12月 地震予知連絡会会長(~平成31年4月)
25年 8月 地震調査研究推進本部政策委員会調査観測計画部会会長(~令和4年6月)
28年 9月 南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応検討ワーキング委員(~平成29年9月)