国際拠点機能の強化

最近の活動状況 令和5年度 (2023)

令和6年1月18日~25日まで8日間の日程で、JSTが公募する国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」により、アジア諸国の学生を対象とした研修を対面で実施しました。本年度はインドネシアのバンドン工科大学(ITB)から招へいされた計7名(学生6名、教員1名)が防災・減災科学教育研修、留学生及び学生との交流等に参加しました。荒天の影響で一部のプログラムに変更が出たものの参加者全員が予定されていた研修プログラムを終了し、無事に帰国することができました。参加者からは留学生や研究員として再び日本を訪れたいという希望が多く寄せられ、香川大学への留学についての質問も出ました。

地域強靭化研究センターの金田特任教授が令和5年7月に台湾中央気象局(CWA)から招待され、地震セミナーで講演を行いました。また同特任教授が令和5年10月にインドネシアのバンドン工科大学(ITB)から招待され、国際シンポジウムで基調講演を行った際に日本の強靭化研究を紹介し参加者と議論を行いました。さらにITBで開催されたMOA更新セレモニーにも参加しました。

さらに令和6年3月に金田特任教授による国立台湾中正大学(CCU)と台湾中央気象局(CWA)への訪問、長谷川特任教授によるネパールのトリブバン大学への訪問が行われました。

また、令和5年度からトルコとのSATREPSプロジェクト『災害に強い社会を発展させるためのトルコにおける研究と教育の複合体の確立―マルテスト』が始まりました。令和5年5月にカウンターパートのゲブゼ工科大学(GTU)から4名の研究者を日本に招聘し、JpGU2023で発表を行うとともに香川大学にてSATREPSシンポジウムを開催し、活発な議論が行われました。令和5年6月に金田特任教授がトルコを訪問し、ゲブゼ工科大学において実際に共同研究を進めるための取り決めを作成する会議(JCC)で議論を行い、共同研究締結式に参加しました。同特任教授が10月にもトルコを訪問し、SATREPS推進のための打ち合わせ及びDisaster Resilient Turkiyeシンポジウムでパネル討論に参加しました。令和6年2月に香川大学にてSATREPSの勉強会がオンライン開催され、バンドン工科大学から招聘した研究者2名がインドネシアで起きた地震後の復興状況や人・土地・災害の関係性等を紹介し、SATREPSに参加してる日本及びトルコの研究者と意見交換を行いました。

最近の活動状況 令和4年度 (2022)

昨年度末になりますが、MOAを締結しているバンドン工科大学(ITB)に続きMOUを締結している台湾の国立中正大学地球環境科学部及びネパールのトリブバン大学付属サマルパンアカデミー危機管理研究所との間でも互いのキャンパスにサテライトオフィスを設置することで合意し、それぞれ令和4年3月27日と3月30日にオンラインで開所式が行われました。今後は双方の教員が相手国を訪問して講義や研究活動をするなど学術交流や学生交流を一層深めることを計画しています。

令和4年12月5日(月)、「地震国における減災研究に関する国際シンポジウム」がバンドン工科大学(ITB)、香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構(IECMS)の共催によりオンラインでバンドン工科大学(ITB)にて開催されました。終了後引き続きCoDMiS会議(CoDMiS:Consortium of Disaster Mitigation Science)が開催され、インドネシア、日本、台湾、トルコの研究者計6名が出席しました。当機構の金田義行特任教授が司会を務め、インドネシアで起こった地震災害など各国で発生した災害や次の国際シンポジウムのホストをゲブゼ工科大学にお願いすること等について話し合いが行われました。

令和4年12月2日~22日の期間にオンラインによるJICA青年研修を実施しました。サモア、パラオ、ソロモンの研修員6名が母国から参加、防災リテラシーや防災コンピテンシーなどについての講義を意欲的に受講し、質疑応答が活発に行われました。

令和5年1月20日~26日まで7日間の日程で、JSTが公募する国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」により、アジア諸国の学生を対象とした研修を3年ぶりに対面で実施しました。トルコのゲブゼ工科大学(GTU)、インドネシアのバンドン工科大学(ITB)、バングラデシュのジャハンギナガール大学(JU)から招へいされた計15名(学生12名、教員3名)が防災・減災科学教育、学生交流等に参加しました。荒天のため予定していた公共交通機関が運休になる等の事態に見舞われましたが、柔軟な対応により予定していた研修プログラムをすべて終了し、全員無事に帰国することができました。参加者からは留学生や研究員として再び日本を訪れたいという希望が多く寄せられました。
 ◎2022年度 活動レポート

また、金田特任教授が令和4年12月にインドネシアを訪問し、バンドン工科大学のセミナーで講義を行うとともにMOU実施計画として減災科学ならびに学生交流の推進に関する意見交換を行いました。さらに令和5年1月に台湾を訪問し、国立台湾中正大学(CCU)にてセミナーでの講義や学生交流の推進に関する打ち合わせを行うとともに、台湾中央気象局(CWB)では今後のMOUの実施計画等についての意見交換を行いました。CCU及びCWBと、もし可能なら2023年度に自然災害に関するWSを共同開催する方向で議論も行いました。

昨年度に続き本年度もバンドン工科大学(ITB)主催のInternational Virtual Course 2022が令和4年8月1日~12日の期間に開催され、香川大学から金田特任教授が” Social aspect of disaster risk management” についてオンライン講義を行いました。

なお、令和5年度からトルコとのSATREPSプロジェクト『災害に強い社会を発展させるためのトルコにおける研究と教育の複合体の確立―マルテスト』が始まる予定となっており、2月にカウンターパートのゲブゼ工科大学と共同研究協定を締結いたしました。

【令和3年度 (2021) 】

令和3年10月27日(水)、「地震国における減災研究に関する国際シンポジウム」が台湾中央気象局(CWB)、台湾国立中正大学(CCU)、香川大学の共催によりオンラインにて台湾中央気象局(CWB)で開催されました。終了後引き続きCoDMiS会議(CoDMiS:Consortium of Disaster Mitigation Science)が開催され、台湾、日本、トルコ、インドネシア、ネパールの研究者計11名が出席しました。当機構の金田義行副機構長が司会を務め、各機関の活動報告や最新の減災科学研究の紹介等が行われました。サテライトオフィス設置推進についての要望も話題に上りました。

令和3年8月16日~28日の期間、バンドン工科大学(ITB)主催のInternational Virtual Course 2021が開催され、香川大学から金田特任教授、野々村教授、磯打特命准教授の3名がオンライン講義を行うとともに、27日に香川大学の学生4名がオンライン発表を行いました。

令和4年1月にオンラインによるJICA青年研修を実施しました。パキスタンの研修員12名が母国から参加、防災リテラシーや防災コンピテンシーなどについての講義を受講し、質疑応答が活発に行われました。

同じく令和4年1月に7日間の日程で、JSTが公募する日本・アジア青少年交流事業「さくらサイエンスエクスチェンジプログラム」により、アジア諸国の学生を対象としたオンライン研修を実施しました。台湾の国立中正大学、インドネシアのバンドン工科大学、ネパールのトリブバン大学から計18名(学生16名、教員2名)が防災・減災科学教育、学生交流等に参加しました。コロナ禍のため、残念ながら今年度も対面によるプログラムの実施ができませんでしたが、参加者からは多数の質問が寄せられました。

また、金田特任教授が令和4年3月8日には台湾中央気象局とオンラインミーティング、3月23日、25日には台湾国立中正大学学生に対し地震研究と被害軽減に関するオンライン授業を行いました。

さらに、JSPS⼆国間交流事業 共同研究プロジェクトとしてJAMSTECとM.V.ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学の津波共同研究に金田特任教授が共同研究者として参加予定です。

MOAを締結しているインドネシアのバンドン工科大学地球科学技術学部と互いのキャンパスにサテライトオフィスを設置することで合意し、令和4年3月22日にオンラインで開所式が行われました。今後は双方の教員が相手国を訪問して講義や研究活動をするなど学術交流を一層深めることを計画しています。またMOUを締結しているネパールのトリブバン大学付属サマルパンアカデミー危機管理研究所との間でもサテライトオフィスを設置することになり、令和4年3月30日にオンラインで開所式が行われました。

【令和元年度 (2019) 】

令和元年11月13日に本学幸町キャンパスにて国際シンポジウム「第4回地震国における減災研究に関する国際シンポジウム」を開催しました。その翌日にCoDMiS 会議(CoDMiS:Consortium of Disaster Mitigation Science)が開催され、インドネシア、台湾、トルコ、ロシア、ネパール、ペルーからの外国人招聘研究員及び香川大学の研究者の計14名が出席しました。金田義行副機構長のプレゼンテーションにより世界の災害、減災科学のアウトラインが紹介されたのち、各国の防災・減災の実情や課題点、今後のCoDMiS会議の運営方法等について活発な意見交換や提案がなされました。

令和元年11月12日に香川大学にて四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構とネパールのトリブバン大学付属サマルパンアカデミー危機管理研究所とのMOU締結式が執り行われ、香川大学の吉田機構長とトリブバン大学のDr. Gangalal Tuladharが協定書に署名を行いました。

令和元年9月15-20日、本学創造工学部の長谷川教授と野々村准教授がトリブバン大学を訪問し、Dr.Ranjan Kumar DahalおよびDr.Manita TimiLsinaと「ネパールの大規模地すべり」に関する共同調査を行いました。さらにDr.Ranjan Kumar DahalおよびDr.Manita TimiLsinaが11月に日本を訪れた際に共同研究の作業をすすめました。

また、金田副機構長がペルーのリマを訪問し、令和元年12月11日に開催された四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構とペルー国家防災庁(INDECI)とのMOU締結式に出席しました。締結式後にINDECI主催の地震津波シンポジウムにおいて「Advances in Early Warning and Resilience Systems」について講演を行いました。

台湾中央気象局(CWB)及びインドネシアのバンドン工科大学(ITB)とのMOU(MOA)に基づき、金田副機構長が台湾中央気象局を訪れた際に研究者向けセミナー講演、インドネシア訪問時には地域研究会として津波被害想定域での住民向け講演を行いました。台湾の中正大学やロシアのモスクワ大学への訪問も計画していましたが、新型コロナウィルス感染拡大等の影響により中止となりました。

1月末から2月初めにかけて実施されたJSTさくらサイエンスプラン(日本・アジア青少年サイエンス交流事業)にてインドネシアのバンドン工科大学、台湾の国立中正大学及びネパールのトリブバン大学の学生・若手研究者ら合計15名を受け入れ、防災・減災科学教育、文化交流を実施しました。新型コロナウィルス感染防止に努め、参加者全員が無事に交流プログラムを終了することができました

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