全学共通科目の全体像

入門科目

大学の学びへの、文字通り入門的内容の科目です。「学び科目」・「生き方科目」があります。
「学び科目」:「学問への扉」は必修ではありませんが、高校までとは違う大学の学びの面白さ=驚嘆や喜びを体感する科目です。興味関心に合わせて履修をお勧めします。「大学入門ゼミ」や「情報リテラシー」はクラス指定され、大学での学び方の基礎を身に着けることができます。
「生き方科目」:「ライフデザイン」や「健康・スポーツ」では、地域や社会・健康の視点から大学での自らの学びの意味を考え、とらえることができます。

学びと生き方科目

学び科目

学問への扉

新入生にぴったりの、大学での学びへいざなう入門的な授業科目です。大学の学びの面白さ=驚嘆や喜びを体感することで、知的な関心をおおきく広げる科目群です。いろいろな学問分野に開かれた視点から、これからの大学の学びの道筋を見通してみませんか? 幅広い選択肢の中からを自らの学びの道筋に沿って科目を選びとる自己選択力をつけることができます。

大学入門ゼミ

大学生らしい学びへとみなさんを導くための授業であり、全学部で必修となっています。具体的なテーマに取り組みながら、情報整理の方法、レポートの書き方、発表のコツ、状況に応じた日本語の使い方などを学んでいきます。大学生らしい学びとは、自分で問題を見つけ、自分で解決策を探っていくことです。単に教わったことを覚えるだけではありませんので、皆さんの積極的な参加がカギになります。また、協同学習(グループワーク)を通じて他の学生と協力してテーマに取り組む点も、大学入門ゼミの特徴です。
大学入門ゼミでは、自分が所属する学部の教員が担当している授業のみ、履修することができます。詳しい履修方法については、各学部のオリエンテーションで説明があります。

情報リテラシー

香川大学に入学する全学生が、早期に身につけるべき情報リテラシーを学習するために、1年次生対象に開講される必修科目で、座学・演習を組み合わせた授業です。 情報リテラシーとは、コンピュータが使えるというだけではなく、その技術を利用して、さまざまな情報を収集・分析し、適切に判断する能力、それらをモラルに則って活用する能力のことです。単なるパソコンの使い方を学ぶ授業科目ではありません。その点をしっかり意識して履修してください。

生き方科目

ライフデザイン

地域で生活する市民としてよりよく生きるための倫理観や責任感を身につける必修科目です。社会における役割から自己や社会の望ましい未来を考えることに重点を置く「人生とキャリア」と、地域の課題を学ぶなかでいかに生きるべきかを自己と関連付けて学ぶことに重点を置く「地域と生きる」に分かれています。

健康・スポーツ

大学生活でも卒業後の人生でも、心身の健康はすべての土台となる不可欠な要素です。様々なスポーツ種目を通じてスポーツが持つ「楽しさ」を理解し、生涯にわたり自立的に、かつ、継続的に、正しい方法でスポーツ・身体運動ができる能力を養うことを目標とする科目です。

基礎科目

全学共通科目の中で最も多くの科目があるのが「主題科目」・「学問基礎科目」です。興味関心、卒業要件単位を考慮してあなただけの学びのメニューを組むことができます。本学では、「外国語科目」として英語はもちろん、ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語を学ぶ授業が開講されています。更に広い学びの世界を提供する「広範教養教育科目」も用意されています。

主題科目

21世紀を生きる学生が将来市民として直面する社会的課題を発見する力、そしてその課題を解決する力を育成することを目指す科目です。 【主題科目の4領域】 主題科目に設定された4つの領域「経済・社会・文化」「思考・行動・生活」「産業・技術・都市」「生命・環境・地球」は、科目を選択するヒントになるでしょう。卒業要件において、領域の選択に条件が付されることはありません。
【特別主題】 上記の4領域に加えて、大学として重視している21世紀の課題について、特別主題が開講されています。特別主題(地域)では、まちづくりや地域活動に実際に係ることができる科目を含め、地域の現状や課題をテーマとした授業が開講されています。特別主題(数理・DS)では21世紀のデジタル社会を生きるための数理・データサイエンスをテーマとした授業が開講されています。

学問基礎科目

それぞれの学問分野には長い伝統と最新の研究に基づいた体系があります。学問基礎科目の第一の目標は、この「体系的に確立された学問分野」について幅広い知識を学び、さまざまな学問の対象と方法について初歩的な理解を手に入れることです。第二の目標は、専門教育を受けるのに必要となる基礎的知識を確実に習得することです。これはとくに自然科学系のいくつかの学問基礎科目について言えることです。

外国語科目

既修外国語(英語)では、コミュニケーション能力の向上を目指します。1年次の授業ではTOEIC-IPテストを前期と後期に1回ずつ受験することによって、英語力の向上を確認します。同時に、英語以外の外国語も積極的に勉強して、より広い国際的な視野を身につけるために、初修外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)が開講されています。留学生は、日本語を外国語として受講することができますので、ぜひ能力を向上させて大学での活動に活かしてください。

広範教養教育科目

主題科目や学問基礎科目など、全学共通教育のコアをなす科目群では扱われない幅広い内容を取り扱う科目です。原則として1年次から履修可能です。

応用科目

高度教養教育科目

通常の全学共通科目の履修を前提とした内容を持ち、教養教育と専門教育の橋渡しを行う授業です。原則として1年次生から履修可能です。