研究・産官学連携

香川大学 創造工学部 准教授 田原 圭志朗

専門分野
有機化学・錯体化学・電気化学・デバイス関連化学
主担当コース
材料物質科学コース
担当科目
有機化学I・高分子合成化学

自己紹介・研究紹介

 大学教員として、授業と研究指導を通じて、目先の結果だけに囚われず、背景に隠れた仕組みを見抜く重要性を伝えたいと考えています。また、社会が抱える様々な問題を化学と材料の視点・手法で解決へ導く人材を育成したいと考えています。
 私は、錯体合成・有機合成により分子性の新規化合物を開発し、レドックス(酸化還元)を活かした機能開拓に一貫して取り組んできました。研究の切り口は、非常にシンプルで、電子ドナーとアクセプターを組み合わせるというものです。これまでの電子移動や有機デバイスの両分野での知見を発展させ、分子のレドックスや固体薄膜の電気伝導に「発光性」を相乗させた多重機能性材料の開発に取り組んでいます。

Message
-受験生の皆さんへ-

 私が大学教員になった経緯として、特別な出来事や原体験がある訳ではありません。ただ小学一年生の時に、夏休みの自由研究の市作品展に、何も分からず親に連れられて参加して、創意工夫や遊び心に感激したことはよく覚えています。自分もやってみたいと、二年生から毎年真剣に取り組むようになりました。遡ると市作品展で感じたことが、今の仕事に繋がっているのかもしれません。ご家族、先生、友人など、様々な人に出会い、影響を受けるのは大切な事です。同時に、今自分が何をどのように感じているか、感覚を研ぎ澄ます事も大切と思います。座学や受験勉強だけに消耗してしまうことなく、感受性を高めることも忘れないでいただけたらと思います。

research map こちらをご覧ください。
個人ホームページ https://sites.google.com/view/taharalabo-kagawa-ams
E-mailアドレス tahara.keishiro[★]kagawa-u.ac.jp
[★]@に置き換えてください。