研究・産官学連携

香川大学 創造工学部 教授 須崎 嘉文

専門分野
薄膜工学,プラズマ応用科学,光ファイバーセンサー
主担当コース
材料物質科学コース
担当科目
応用電気電子回路

自己紹介・研究紹介

 誘電体バリア放電という特殊な方法を用いて、大気圧開放下で低温プラズマを発生する装置を開発しています。太陽の内部にもプラズマがありますが、あれは、高温高圧のプラズマです。それに比較してはるかに低い温度のプラズマを発生させ、薄膜の作製や材料の表面処理、有害高分子の分解などに応用する研究しています。
 また、髪の毛ほどの細さの光ファイバーの内部を加工することによって、FBG(ファイバーグレーティング)という光デバイスを作製しています。これは、被測定物に貼り付けることによってひずみを測定することができる素子であり、近年、老朽化が問題になっている、橋梁やビルディングなどの大型構造物の安全性を常時観測する、ヘルスモニタリングへの応用が期待されています。

Message
-受験生の皆さんへ-

 将来、自分はどのような方向へ進んでいくのだろうか。自分の思うような方向へ進むにはどうすればよいのだろうか。その方向は、自分に合っているのだろうか。いろいろと悩んでいることと思います。
 創造工学部は、これまで勉強してきた内容を、人のため、社会のため、地球環境のために役立てることを目的としています。これまでに、不思議な化学実験をみて驚いた経験や夜空を見上げて自然や宇宙の壮大さを感じた経験、コンピューターや携帯などの電気製品、自動車や飛行機、ロケットなどの機械製品をみて興味を持ち、いったいどのようなしくみで動いているのだろうか、あるいは、いったい誰がこんなもの作っているのだろうかと感じたことはないですか。そんな高校生が、われわれの創造工学部にみんな集まってきます。面白いこといっしょにやりましょう!

research map こちらをご覧ください。
個人ホームページ http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~suzaki/suzaki.html
E-mailアドレス suzaki.yoshifumi[★]kagawa-u.ac.jp
[★]@に置き換えてください。