研究・産官学連携

香川大学 創造工学部 准教授 松田 伸也

専門分野
材料力学,材料強度学,破壊力学
主担当コース
材料物質科学コース
担当科目
材料力学,固体力学入門,構造材料プロセス

自己紹介・研究紹介

●構造用セラミックス・繊維強化複合材料の破壊機構と強度信頼性
 旅客機や自動車などの機械構造物は高い安全性や信頼性が要求されるため、使用している材料がどのようにして破壊するのか(破壊メカニズム)、どのくらいまで使えるのか(耐えられるのか、強度や寿命)を知る必要があります。本研究では、構造用材料(主にセラミックスや炭素繊維強化複合材料(CFRP))の破壊メカニズムや強度・寿命などを力学的試験や破壊観察解析および理論的解析より調査しています。
 またCFRP加工技術の開発にも力をいれて取り組んでいます。一見、様々な分野の研究を行っているように見えますが、すべて材料の「変形・損傷・破壊」の概念に基づいています。

Message
-受験生の皆さんへ-

 iPhoneが突然壊れて困った経験や、電化製品を購入する際「○年保証をつけませんか」と言われて悩んだ経験はありませんか。実は、すべてカラクリがあります。また、工学系の就職先では多くの製品や装置などを利用したり、メンテナンスをしたり、作ったりなど、必ず触れながら仕事をします。材料の強さと信頼性の考え方を学ぶことで、製品をどのように考えて「買う・使う・作る・メンテナンスするべきか」が分かってきます。個人の生活や就職にも役に立つ一石二鳥な学問を一緒に勉強しませんか。
 一方、最近の産業では炭素繊維など先端材料の適用が増加しています。材料によって強さや壊れ方は全く違うため、扱い方は大きく異なってきます。香川を拠点として「先端材料を安全に上手に使う技術」を一緒に開発しませんか。
 皆さんとお会いして、一緒に勉強したり研究したりする日を楽しみにしています。

research map こちらをご覧ください。
個人ホームページ http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~matsuda/
E-mailアドレス matsuda.shinya[★]kagawa-u.ac.jp
[★]@に置き換えてください。