材料物質科学コース
ものづくりの基盤となる新材料開発および設計を積極的に推進できる高度な次世代の技術者を育成し、持続可能な未来の実現に貢献します。そのために、基本に立ち返り基礎を固めたシンカリキュラムを構築し「材料物質科学コース」として再スタートしました。
お知らせ
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- 2024年01月24日
- 教員公募(機械材料科学分野/准教授、講師または助教)
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- 2024年01月08日
- 大学院1,2年生および学部4年生が韓国大学との合同研究会において発表
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- 2023年11月10日
- 修士学生が附属高松小学校の児童に材料科学実験の指導を行いました
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- 2023年09月08日
- 「受賞」石川巧真くん(大学院2年)Best Paper Award, ICAEME2023, Bangkok, Thailand
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- 2023年08月10日
- 小野貴史助教らの研究成果がNew Scientist誌で紹介されました
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- 2023年08月03日
- テレビ番組「発見アドレナ人(テレビ新広島)」に学生7名(松田研究室)が出演
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- 2023年06月20日
- 国際化学オリンピック訓練合宿(香川)を開催しました
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- 2023年03月31日
- 「受賞」吉岡遼太くん(大学院生)令和4年度軽金属学会中国四国支部奨励賞
材料とは?!
すべての工業製品・科学技術が”材料(素材)”の基盤の上に成り立っていることは、大昔から現在まで”不変の事実”です。現在問題となっているSDGsについても、その基幹となる”省エネルギー”や”省資源”については、新しい材料技術が継続的に研究開発され、SDGsを次々に解決しています。
日本における新材料の創造は常に、文明社会を大きく発展させる起爆剤となってきました。例えば、180キロ級超高強度ワイヤは、世界最大のつり橋である明石海峡大橋を生みました。また半導体材料からは、コンピューター・スマートフォン・半導体レーザーなどが次々に生まれ、爆発的普及を引き起こしました。特に、日本人3名がノーベル物理学賞を受賞した青紫色LEDの開発成功によって生まれたLED白色照明機器は、世界の明かりを完全に変え、エネルギー問題の解決に大きく貢献しています。一方、史上最強のネオジム磁石の創造は、モーターの効率化・小型化を可能にし、エアコンをはじめとする様々な製品の省エネ化を実現し、地球環境の救世主とされています。さらには、超電導材料と組み合わせて世界最速のリニアモーターカーを生み出そうとしています。他にも、液晶材料の研究開発の成果として誕生した液晶ディスプレイは、省電力・小型化を世界的に普及しました。さらに、軽量で丈夫なチタン合金の開発、形状記憶合金、光ファイバーの創造、ナノテクノロジーの進歩、希少糖の研究など、日本の新材料開発の成果は数え上げるときりがありません。
おっと忘れてはいけません、世界的爆発的なヒットを続けているヒートテックに使われる暖かさをため込む化学繊維も日本の化学メーカーが研究開発し製造しています。
直近の航空機事故においては最新鋭の機体に、日本のメーカーが開発し製造する炭素繊維強化プラスチック材料(CFRP)を用いたことで、エンジン・燃料の炎から機体全体への延焼を遅らせ、客室内を長時間守ることができました。このことは、乗客の生還に大きく貢献しました。これは、材料技術者による新材料開発の大きな成果です。
当コースは、持続可能な未来を実現するために、材料技術の立場から貢献することを目標としています。そのために、基本に立ち返り基礎を固めたシンカリキュラムを構築しました。またそれにともない、コース名も新しく「材料物質科学コース」に2022年度より改称しました。
最近のプレスリリース
テレビ新広島「発見!アドレナ人」(2023)
● 材料のモノづくりを楽しもう、学生5名出演(松本研究室、Youtubu動画)
● 自分らしく好きなことしよう!、学生7名出演(松田研究室、Youtube動画)
Youtube動画 材料物質科学コース(先端マテリアル科学コース)
・うさたんと学ぼう!(コースキャラ・うさたんと学ぶ材料の科学)
・香川大学創造工学部 材料物質科学コース - YouTube
低学年から、演習・実験や概論の授業を通して全体を見渡しながら実践を経験するカリキュラムと高校で習った自然科学の基礎から大学レベルへつなぐカリキュラムとを並行して行い、高学年における専門分野の修得に合理的につなげます。
さらに、創造工学部で唯一、高校理科の教員免許が取得可能なカリキュラムとなっています。
材料コースの専門分野は「機械材料科学分野」「環境材料化学分野」「光・電子材料分野」の3つの分野に機能的にまとめられています。これらの分野は別々にあるものではなく、それぞれの分野は有機的につながっていて、3つを関連させながら学習できるカリキュラムです。さらに3年次後期には、それぞれの研究室に配属され、学生と教員が協力して世界レベルの研究開発に挑みます。
材料物質科学コース、また、大学院における学びや経験を通して、卒業のいろいろな未来へとつなげることができます。
SDGsを達成する未来社会の実現に挑戦しましょう!
めざせる進路
◆新たな高機能素材を開発する化学メーカーの技術者・研究者
◆鉄鋼・製鐵関係、非鉄金属関連メーカーの技術者・研究者
◆半導体関連メーカーの技術者・研究者
◆物質と技術の組み合わせを創造する材料研究者
◆高等学校理科教諭
◆他(エネルギー・環境関連、電子・電気、自動車・航空機・ロボット・機械、建設関連などの各種メーカー 等)
主担当教員 | |
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石井 知彦 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
上村 忍 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
小野 貴史 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
楠瀬 尚史 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
小柴 俊 | 研究室紹介・教員紹介 |
須崎 嘉文 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
田中 康弘 | 研究室紹介・教員紹介 |
田原 圭志朗 | 研究室紹介・教員紹介 |
鶴町 徳昭 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
馮 旗 | 研究室紹介・教員紹介 |
舟橋 正浩 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
松田 伸也 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
松本 洋明 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
宮川 勇人 | 研究室紹介・教員紹介・HP(PC) |
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