[2] レジリエンスエンジニアリングに基づく教育訓練システムの開発

首都直下地震や南海トラフ巨大地震など災害時に対応するためには、想定内・想定外を問わず、災害時の危機的状況下での対応能力(防災コンピテンシー)を備えた人材育成が必要です。この実現には、想定外の事態においても、迅速な状況把握のもとに適切な判断・意志決定を行い、減災・復旧・復興・組織再生へ向けて行動できる防災コンピテンシーの高い地域住民を増やすことにより地域の防災力を向上させることが求められます。

教育訓練システムの一例として、VR(バーチャルリアリティ)を用いて想定を超える災害状況を再現し、訓練体験者がその危機的な状況の中で状況判断して、意志決定を行い、行動を起こすという災害時の一連の流れを体感できる「災害状況再現・対応能力訓練システム」を開発し運用しています。従来の知識偏重型の体験型の災害シミュレーションシステムによる防災訓練ではなく、訓練体験者の対応に合わせシナリオを変更させる訓練を実施しています。

訓練システム

ページの先頭へ戻る