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「四国デザインフュージョン 学生のための 空間アワード 2025」において本コースの学生が最優秀賞・優秀賞・奨励賞を獲得しました!

2025年12月13-14日に実施された四国デザインフュージョン「学生のための空間AWARD」大学生・専門学校生の部において,清水瑠璃さんの作品「庭を住まう」が最優秀賞を獲得しました.また,渡邊海里さん,永山大那さん,花田知夏さん,福島葵さん,清水瑠璃さんの共同作品「暮らしを建てる-待機空き家を使いながら考える再生のかたち- KASASHIMA STUDIO」が優秀賞,田川蒼真さんの作品「この場所でしか出せない音を求めて ~共鳴装置としての家 積層するアーティスト達の気配~」が奨励賞を獲得しました.

四国デザインフュージョンは「香川県デザイン協会」「公益社団法人日本建築家協会四国支部香川地域会」「一般社団法人日本商環境デザイン協会四国支部」「香川県ディスプレイ協同組合」による共催イベントで,2016年度から実施されているものです.

「学生のための空間AWARD」はそのイベントの一環として今年で3回目の開催となるコンペです.今回は「再生」をテーマに空き家・空き空間を利用した建築計画を公募するものでした.

 

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SHIKOKU Design Fusion

空間アワード 2025 授賞作品

最優秀賞『庭を住まう』 清水瑠璃さん (B3)

 概要

本提案は,笠島の歴史的建造物である大石邸に用いられた塩飽大工の気密性の高い優れた設計技術を現代の創造活動の核として昇華させたものです.気密性の高さが優れた音響効果をもたらす可能性に着目し,音響スタジオとしての機能を持たせました.また,単に音響スタジオとして機能するだけでなく,庭を「見る」ものから「住み,感じる」ものへと変容させることで,内と外をシームレスに繋げ,クリエイターの五感すべてにインスピレーションを与える「創造性の土壌」となるよう設計を行いました.伝統技術に現代の価値を与え,地域素材 (庵治石硝子,讃岐藍染)を用いることで,過去・現在・未来の時間の層の重ね合わせを感じさせるデザインとなるよう工夫しています.

 

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優秀賞 「暮らしを建てる-待機空き家を使いながら考える再生のかたち- KASASHIMA STUDIO」渡邊海里さん(M1),永山大那さん(M1),花田知夏さん(B3),福島葵(B3)さん,清水瑠璃さん(B3)

 概要

本提案は,「住まい」とは単なる箱ではなく,そこに流れる「人の営み」そのものであるのではないかという信念に基づいたものです.かつて塩飽大工がその技術で町の骨格を築いた笠島地区ですが,今では外観という「形」が守られる一方で,内側に宿る伝統的な「生活の灯」は失われつつあるように感じます.先人の精神を継承しながら,建物の内外においても古き良き生活を感じ取れるような,まちの「真の再生」を目指すプロジェクトです.単なる建物の修繕ではなく,行政,NPO,企業,そして住民が「実践」の場で混ざり合い,建具一枚を直す手触りを通じて,伝統的な「生活の灯」を感じることのできるまちへと発展させていくためのプロセスを提案しています.

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奨励賞 「この場所でしか出せない音を求めて ~共鳴装置としての家 積層するアーティスト達の気配~」田川蒼真さん(B4)

概要

本計画は,重要伝統的建築物群保存地区である笠島を舞台に日本家屋特有の「襖による空間の可変性」に着目しています.最大の特徴は,襖の代わりに設置される,表裏に反射材と吸音材を備えた独自の「音響建具」です.これにより,豊島邸のもつ高い音響性能を向上させ,家全体を「共鳴装置」とすることを目指しました.アーティストはこれを通路の鴨居や敷居に自由に配置・反転させることで,その時々の意図に合わせた唯一無二の音響空間を自ら創り出します.また,滞在したアーティストが庭に木を植える「植樹」のサイクルも組み込まれており,育った木は将来的に建具の素材として活用されます.録音された音源と建具の配置データは,元納屋のアーカイブ室に保存することで,過去の響きが次世代のインスピレーションへと繋がっていくでしょう.時間と自然が循環する創作の場を提案しています.

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