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知能機械システム工学専攻 修士1年 林 恭守

 
知能機械システム工学専攻 修士1年 林 恭守

  インターンシップ期間:4ヶ月
  インターンシップ受入れ協定校:サボア大学理工科学院(フランス)
  インターンシップ先:シュナイダーエレクトリック社

感想:
 研修先の企業はグルノーブルにあるシュナイダーエレクトリック社で,研修は主にアヌシーにあるサボア大学のLISTIC研究所で行っていました。私の研修内容は,シュナイダーエレクトリック社とLISTICが共同で研究しているプロジェクトのうちの一つで,3Dモデリングソフトにプラグインを作ることでした。プラグインとはソフトウェアが持っている機能に,さらに新たな機能を追加することです。プラグインの内容は,グラスファイバーで作った型の三次元X線断面写真から欠陥部分を検出するために必要な画像の特徴計算プログラムです。これは,現在の私の研究とは異なる分野だったので,一から勉強することが多く,大変な部分もありました。しかし,大変と感じていたのはごく最初のうちだけで,新しい知識に触れれば触れるほど,ますます学ぶことが楽しくなりました。また,自分が考えた結果が,実際に結果としてあらわれたときの喜びは格別なものがありました。
 サボア大学のLISTIC研究所には,海外から博士号を取るために多くの学生が来ていました。私が仲良くなった学生達はフランス人を含め,北アフリカ,中東,ヨーロッパなど様々でした。彼らとの交流の中で,各国の言葉や習慣,文化を知る良い機会になりました。今回のインターンシップで私が学んだことは,自ら積極的に行動すること,自分の意見・考えを相手にはっきりと最後まで伝えることの重要性です。そして,異文化に触れることで,日本とフランスの文化の違いを考える良い機会になりました。
 今回のインターンシップを経験し,語学の重要性を再認識し,異文化に触れ,それを理解することの重要性・楽しさを学ぶことができました。学生のうちにこのような経験ができることは非常に貴重だと思います。そして,今回の経験は,今後の自分の人生にとって大きな影響を与えると思います。今後も,このインターンシップ制度が継続され,多くの後輩たちが海外で就業体験を積み,大きく成長していって欲しいと思います。
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           ▲アヌシー湖                  ▲ルーブル美術館