[3] リアルタイム災害情報(ビッグデータ等)共有システムの運用/DONET利活用

1.はじめに

DONET(地震津波観測監視システム 図1)は南海トラフ巨大地震の備えとして地震津波の早期検知ならびに南海トラフ巨大地震震源域における地殻活動モニタリングを目的とした海底観測網です。香川大学で、DONETシステム開発の実施機関である海洋研究開発機構、システム運用機関である防災科学技術研究所ならびに主にDONET情報の利活用を目指す坂出市との包括協定(4者協定 図2)を締結し、DONET情報の社会実装を推進しています。

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                     図1. DONETの概要と展開                                                         図2. 4者協定の概要

 紀伊半島沖に展開された海底観測網であり、51の海底観測点から構成され、各観測点には地震計、水圧計などが設置されています。DONETは防災科学研究所により運用されています。

各機関の防砂減災連携によりDONETをはじめとしたリアルタイム情報の利活用を推進します。

 

2.リアルタイム情報の社会実装への取り組み

坂出市では香川大学、海洋研究開発機構、防災科学研究所の連携した図上訓練を実施しています。

具体的には、DONET情報と津波シミュレーションデータベースに基づくリアルタイム津波浸水予測システムを活用した、南海トラフ巨大地震の際の図上訓練です。

これらの取り組みをさらに進展させるとともに他地域への展開を推進することが必要不可欠です。

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