長谷川助教授 高松高校で社会人講師として講義 (2002.3.4)

~長谷川助教授 高松高校で社会人講師として講義~

 平成14年2月14日、安全システム建設工学科長谷川修一助教授は、香川県立高松高等学校2年生の地学の授業で、社会人講師として「活断層」の講義を行いました。香川県立高校の社会人講師招聘事業は、広く社会一般から優れた知識・技能・経験を持つ人材を高等学校に招聘し、各分野の最新情報や専門的な技術についての指導を行うことにより、教育内容を魅力あるものとすることをねらいとしています。
 今回の授業では、大地震の震源となる活断層を地形図から見つける作業を行い、33名の生徒の約2/3が2本の活断層を発見することができました。作業のあと、2本の活断層(中央構造線石鎚断層・畑野断層)のトレンチ調査結果を紹介し、生徒の推定が正しかったことを確認すると共に、高松平野南縁にある長尾断層の最新の調査結果も紹介しました。
 生徒からは、「活断層の見つけ方が面白かった」「長尾断層の調査の話がすごかった」などの感想が出され、企画した同校川村教一教諭は、「生徒の印象が強い講義でした。来年度もお願いしたい」と話していました。若い人たちの理科離れが一つの社会問題になっていますが、この流れを変えるためには長谷川助教授のような地道な活動が非常に重要であると思われます。

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