工学部掛川助教授ら、ダイオキシン等の無害化処理装置を開発 (2001.12.24)

~ ダイオキシン等の無害化処理装置を開発 ~

 工学部は、12月19日(水)11時から工学部広報メディアセンターにおいて工学部の白木教授、掛川助教授、末永助教授と(株)ナカエンジニアリングのグループが共同開発した、ダイオキシン等の無害化処理装置についての記者発表を行いました。

 この装置は2年前から開発が進められ、本年9月に実用化段階の実験に成功しました。装置の特徴は、内部を無酸素状態にしてヒーターで高温加熱処理し、ダイオキシンなどの発生を押さえるもので、価格も従来手法を用いる物より数段低く押さえられる見込みです。 また、PCB等の汚染物質だけでなく、狂牛病の原因である有害蛋白質や肉骨粉等も同様に無害化処理できるため、今後早期の実用化が期待されています。
 記者発表は工学部側から石川工学部長、堺広報室長(副学部長)と上記の教官が出席し、 (株)ナカエンジニアリング側からは中村代表取締役社長が出席して行われ、学部長の挨拶と白木教授・掛川助教授からの概要等の説明の後、質疑応答がありました。
 取材に来た約20名の新聞・テレビ等報道機関関係者からは熱心な質問があり、現在注目されているダイオキシンや肉骨粉等の新しい処理技術への期待が感じられました。

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