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【報告】造形・メディアデザインコース/防災・危機管理コース 新入生合宿研修を行いました。

2018年4月12日-13日にかけて香川大学創造工学部の造形・メディアデザインコース、防災・危機管理コース合同の新入生合宿研修を小豆島ふるさと村で行いました。
両コースに所属する教員18名、サポート役として2年生7名、大学院生5名も参加しました。

紙飛行機の作成とコンテスト

コンテストでは、チームに分かれて紙飛行機を作成し、飛距離、目標物へのアプローチ距離の近さ、デザイン性を競いました。
12日(金)の夜には、学生は、試作品をたくさん作成し、教員による構造力学やスポーツ工学の観点からのアドバイスも参考に、飛行機の機体や飛ばし方を研究していました。
13日(土)の9時30分からは、各チーム代表者が飛行機を飛ばして競い合い、大いに盛り上がりました。

小豆島町長との朝食

小豆島の松本町長には朝食時間にふるさと村までお越し頂き、新入生に向けてメッセージを頂きました。小豆島町の文化や地形についてもお話し頂きました。

合同見学会「小豆島の自然災害と文化」

13日の午後は、長谷川創造工学部長による案内で、「小豆島はなぜオリーブの島になったのか」と「なぜ農村歌舞伎は現在まで続いたのか」の2点をお題とするまち歩きを行いました。

1つ目のお題を解くカギはオリーブ園にありました。オリーブ園には、現在は多くのオリーブの木が植栽されていますが、その理由は、気候、土壌にあります。なぜ、オリーブの植栽に適した土壌が分布しているのか、この土壌はどこから来たのか、オリーブ園では43年前何が起こったか考えていると、答えが見えてきます。人の暮らし、文化は災害と密接にかかわっていることが分かりました。

2つ目のお題である「なぜ農村歌舞伎は現在まで続いたのか」を解くカギは、中山にありました。中山は、農村歌舞伎舞台と中山千枚田で有名なところです。中山農村歌舞伎保存会の久保会長から歌舞伎小屋について説明頂き、舞台裏と舞台上で、舞台装置の仕組みなども教えて頂きました。
また、中山千枚田では、長谷川創造工学部長から、千枚田に欠かせない石積みはどこから来たのか、粘土はどこから来たのか、との問いかけがありました。この問いについて考えていると、「なぜ、ここに千枚田があるのか」という疑問に対する答えについても考えることができます。2つ目のお題に対する回答は、ここでは説明されず、新入生自身でさらに掘り下げて考えることとなりました。