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工学研究科博士後期課程1年の川嶋なつみさんが、ノーベル賞受賞者と語り合う「第11回HOPEミーティング」に採択されました。

香川大学大学院工学研究科知能機械システム工学専攻博士後期課程1年生の川嶋なつみさんが、独立行政法人日本学術振興会(Japan Society for the Promotion of Science: JSPS)主催の第11回HOPEミーティングの参加者に選ばれました。ノーベル賞受賞者等と1週間の合宿形式で世界各国の学生達と密に語り合う会議であり、日本国内からは25名しか選ばれない栄誉です。
HOPEミーティングは、自然科学系ノーベル賞受賞者等の世界の知のフロンティアを開拓した人々と、アジア・太平洋・アフリカ地域から選抜された優秀な大学院生等との対話の場です。同世代の研究者との交流、さらには人文学・社会科学分野の講演や芸術プログラムを通じて、より広い教養の涵養と人間性の陶冶を図ります。このように、将来の同地域の科学研究を担う研究者として飛躍する機会を提供するため、平成19年度(2007年)より開催されています。アジア・アフリカ地区を中心に100名の博士後期課程の学生が、2019年3月4日(月)~3月8日(金)の期間、沖縄において合宿形式で密に議論を行います。
応募対象者は、博士後期課程学生と博士の学位取得後5年未満の若手研究者です。川嶋なつみさんは、博士後期課程1年次から研究奨励金を受けられる難関の日本学術振興会 特別研究員DC1に採択されています。選考内容としては国際性が強く問われていました。川嶋なつみさんは、文部科学省 トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム4期生に選ばれて、ミュンヘン工科大学に半年間(2016年9月~2017年2月)留学しました。また、国際会議での発表が6件、英字論文誌への採択が1件あり、これらの香川大学での研究実績が認められて採択されました。
なお、川嶋なつみさんの研究内容は、耳たぶに光を照射するだけで血糖値を計測する非侵襲血糖値センサーの実現であり、医工連携により進めています。

2019年2月3日の読売新聞に掲載されました。