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磯田恭佑 准教授らの研究が、ACS Publications社の電子ジャーナル” The Journal of Physical Chemistry Letters ”のSupplementary Journal Coverに選出されました

 2021年3月18日に、ACS Publicationsより刊行された” The Journal of Physical Chemistry Letters”誌 (IF: 6.71 (2019年) ) に、磯田恭佑 (創造工学部創造工学科先端マテリアル科学コース 准教授) の研究論文が掲載され、本誌のSupplementary Journal Coverに選出されました (図1)。本研究は、本学 鶴町徳昭 教授、理研 武藤雄一郎 氏との共同研究です。

題名:Stimulus-Responsive Supercooled π-Conjugated Liquid and Its Application into Rewritable Media
著者:Yuika Sato, Yuichiro Mutoh, Shuhei Morishita, Noriaki Tsurumachi, Kyosuke Isoda*
雑誌名:The Journal of Physical Chemistry Letters, 2021, 12, 3014-3018.

eng_20210414 isoda.jpg           図1. 採択されたSupplementary Journal Coverと研究概要図

 磯田准教授、佐藤結香氏 (工学研究科博士前期課程2018年度修了)は、N-heteroaceneからなる新規刺激応答型発光性液体材料を開発しました (図1右) 。本液体は、体温付近で固体から液体へと相転移する過冷却液体であり、相転移の際にブラックライト下での発光色が緑色発光 (固体) から黄色発光 (液体) へと変化します。一般的に固体材料の方がより分子が配列されるために長波長側で発光することが知られています。しかし、本材料は独自の分子設計により液体状態になることでより分子が接近可能となり、より長波長側で発光させることに成功しました (図1中下) 。
 本液体は記憶媒体として使用することが可能です。使用方法は、Heat ModeとCool Modeの2種類があります。Heat Modeでは、はじめに液体状態でガラス基板に塗布した後 (黄色発光)、冷却した金属ペンにて印字することで印字部分が固体へと相転移するため、緑色発光へと変化します (書き込み) 。この印字は、手のひらなどで加熱することで、液体状態 (元の黄色発光) へと戻すことが可能です (消去) 。Cool Modeでは塗布した液体を冷却することで固体状態 (緑色発光) にした後、温かい金属ペンにて印字することで印字部位を液体状態 (黄色発光) へと相転移させることが可能です。これらの相転移は、体温や0度付近で行えることから、材料の分解がなく発光色を可逆的に書き換え可能な記憶媒体としての使用が期待されます。

論文URLはこちら↓
https://doi.org/10.1021/acs.jpclett.1c00247

研究紹介動画はこちら↓
https://pubs.acs.org/doi/suppl/10.1021/acs.jpclett.1c00247/suppl_file/jz1c00247_liveslides.mp4

論文SI動画はこちら↓
https://drive.google.com/file/d/1eKGuC8tSPpRuOE1SjmYLo1Tb8VAFWFo-/view
https://drive.google.com/file/d/1IYDpFhaFTxj2sA5QPTvvF5stInGTuZyu/view

■磯田研究室HPはこちら

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