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高尾英邦教授の実用化研究課題がJST研究成果展開事業A-STEP産学共同「育成型」に採択されました。

 高尾英邦教授(創造工学部 機械システム工学領域/微細構造デバイス統合研究センター長)の提案研究課題が,令和2年度募集における独立行政法人科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同「育成型」に新規採択されました。

研究課題名「指先の繊細な感覚を再現する高解像度触覚デバイスの実用システム開発」
研究期間  2020年12月~2023年3月
研究代表者 高尾英邦(香川大学 創造工学部 教授/微細構造デバイス統合研究センター長)

 今回採択された研究課題は,高尾教授を中心とする研究チームが2015年から実施しているJST戦略的創造研究推進事業CRESTプロジェクト『繊細な触覚を定量的に検知する「ナノ触覚神経網」の開発と各種の手触り感計測技術への応用』において,プロジェクト後半期に得られた基礎研究成果と各種の知的財産を実用化につなげるための応用技術開発です。「滑り」と「把持」を指先同様の鋭さで知覚できるとともに,手触り感の起源となる対象表面の「微細凹凸」・「凹凸起因の摩擦変化」・「対象表面の硬さ分布」を独立して50ミクロン以下の高い空間解像度で取得できる能力を持つ実用型ハンディー触覚計測システム「手触り感スキャナーⅡ(仮称)」を実現し,製品化に向けたデモンストレーションを行います。 

JST研究成果展開事業A-STEP産学共同「育成型」について:

今年度から新設されたJST研究成果展開事業A-STEP産学共同「育成型」には総計692件の新規応募があり,最終的に80件の課題が採択されました(新規採択率11.6%)。

独立行政法人科学技術振興機構(JST)プレスリリース(2020年10月28日付)
産学共同(育成型/本格型) 令和2年度募集における新規課題の決定について
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1464/index.html
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1464/pdf/info1464.pdf