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大場晴夫教授が平成30年度全国発明表彰 朝日新聞社賞 受賞しました。

香川大学創造工学部 造形・メディアデザインコースの大場晴夫教授が平成30年度全国発明表彰朝日新聞社賞(発明者:大場晴夫、暦本純一、綾塚祐二、松下伸行、エドワルド エー シャマ レラ)を受賞しました。 大正8年に始まる本賞は、我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、独創的に富む優れた発明を完成した方々、発明の実施及び指導、奨励、育成に貢献した方々を称える表彰であり、奨励事業に対する皇室の深いご理解のもとで発明協会が主催しています。 今回の受賞は、ソニー在籍時における「タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法」の発明が、ユーザーを問わないユニバーサルデザインを実現した製品の普及・発展に貢献した業績が高く評価されたものです。

本発明では、NFC(Near Field Communication)をはじめとする近距離無線通信手段と、Wi-Fi など の高帯域の無線通信手段を組み合わせ、ユーザーが接続したい機器どうしをワンタッチさせると NFC による通信が開始し、さらに実際の接続をWi-Fi などに引き継ぐことで、ユーザーの簡単な操作で無線通信接続の確立を可能としました。本発明は、NFCフォーラムのConnection Handover 規格としても国際標準化され、直感的な機器間接続技術として様々な製品に実装されています。 またシンプルで直感的に利用できるため、ユーザーを問わないユニバーサルデザインを実現した製品の普及・発展に貢献しています。

【受賞内容】
受賞発明:「タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法の発明」 特許第 5120474 号
朝日新聞社賞 発明者
大場晴夫(創造工学部 造形・メディアデザインコース教授、元 ソニー㈱)
暦本純一(㈱ソニーCSL 副所長)
綾塚祐二(㈱クレスコ、元 ㈱ソニーCSL)
松下伸行(㈱トライアルホールディングス、元 ㈱ソニーCSL)
エドワルド エー.シャマレラ(General Stress Optics、元 ㈱ソニーCSL)