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米国国土安全保障省・緊急事態管理庁(FEMA)のTing Mei Chau氏による特別講義を開催しました。

2022年10月28日に創造工学部・防災危機管理コースの「復旧・復興デザイン」の講義の一環としてTing Mei Chau氏をお招きし、「米国の災害管理と復旧に関する概要~日本との対比の視点から」というタイトルで特別講義を実施しました。Chau氏は2006年から米国連邦政府に勤務しており、2019年以降は連邦緊急事態管理庁の予算部長を務められています。現在、日米政府間の交流事業であるマンスフィールド・フェローシップ・プログラムで来日されており、今回の特別講義が実現しました。
 講義では、米国における災害管理の概要、復旧・復興時のFEMAの活動や各省庁との調整のための枠組み、被災住民支援の仕組み、災害支援の根拠となる法律、日本と米国の危機管理体制の違い等に関して、クイズを交えて分かりやすく解説していただきました。また、近年の対応事例として、Puerto Ricoのハリケーン(2017年、2022年)を対象に、現在対応中の内容も含めて被害の深刻さや支援の規模等の切実な問題を語っていただきました。取り扱っているテーマとは対照的に、参加した学生は講義内で実施されるクイズに正解するたびに、日米友好のシンボルバッジなどの景品をもらうなど、和気あいあいとした雰囲気で講義が進められました。防災・危機管理を学ぶ学生にとって、日米の危機管理体制の類似点、相違点、世界の災害のトレンドについて視野を拡げる絶好の機会となりました。

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特別講義の様子

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クイズに正解して景品をもらう学生