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丹治研究室

キーワード
機械学習、医用画像処理、パワーエレクトロニクス回路

 現在、高品質な医用画像を得るための画像再構成法について研究を行っています。例えば、CT装置では、図のように体の周りにX線を照射して得られる画像(サイノグラム)から体内の画像を、コンピュータを用いて再構成します。この場合に、X線の照射が少ないと高品質な再構成画像を得ることができません。そこで、通常はX線を多く照射します。しかしながら、これは体には良くありませんので、可能な限り被曝(ひばく)を少なくする必要があります。しかしながら、X線の照射が少ないと通常の方法では、画像を高品質に再構成できません。さらに、ノイズに対する影響も大きくなってしまいます。そこで、深層学習(デープラーニング)、主成分分析、非線形最適化などを用いて、高品質かつ効率の良い画像再構成アルゴリズムを考えています。さらに、AIシステムの高速化に効果のあるGPU(ゲームにも強力なハードウェアです)を用いた高速化についても検討を行っています。

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▶CT画像の再構成のしくみ