平成17年度

信頼性情報システム工学科 3年 木田 博崇

インターンシップ期間:1ヶ月
インターンシップ受入れ協定校:サボア大学アヌシー高等工学院(フランス)
インターンシップ先:サボア大学アヌシー高等工学院のLAIMAN研究室

感想:日本国内でのインターンシップは経験済みだったのですが、フランスでのインターンシップは職場というものの環境・習慣・雰囲気すべてが異なるものでした。分かっていることをはっきりと「分かっている」、分からないことははっきりと「分からない」、違うと思うことははっきりと「違うと思う」と意思を確実に伝える“はっきりとした意思表示”や、受身ではなく提案があれば自分から提案も行う“積極さ”がとても大事であると感じました。また、仕事時間と休憩時間・休暇の切り替えが大切であると感じました。インターンシップへ応募する際に「世界観とは何かを分かりたい」という目標を掲げていたのですが、それは「相手や環境を理解し、順応すること」だと感じました。商店や駅では英語がほとんど通じず、基本的な単語を並べて発音する片言のフランス語でしたが、職場では英語が通じるので安心して過ごすことができました。英語は文法もある程度は大事だけど、それよりも語彙が大切だということを感じました。アヌシーは非常に美しい街です。今後も行く機会があれば、ぜひ行ってみたいと思います。

信頼性情報システム工学科 修士1年 大西 洋平

インターンシップ期間:3ヶ月
インターンシップ先:アルカテル・バキューム・テクノロジー社(フランス)

感想: 私は、9月~11月の3ヶ月間、フランス南東部のローヌ・アルプ地方のアヌシー市に本社のあるアルカテル・バキューム・テクノロジー社での国際インターンシップに参加しました。このアルカテル社は、半導体メーカーなどに真空ポンプを提供している世界有数の真空装置メーカーです。私の仕事は、シミュレーションソフトウェアを使って、アルカテル社の真空ポンプ等の装置をコンピュータ上に再現し、稼動時の装置内部のガスの動きを調べることでした。私自身の専攻分野と異なる仕事でしたが、上司や同僚の熱心な指導のおかげで、最終的な結果を発表するところまで、問題なく仕事を進めることができました。そして、アヌシー滞在中は、留学生やフランス人の若い労働者が住む寮に住んでいました。この寮は、各階に共同キッチンがあり、週末になると、みんなで食事作って話をしたりしました。この寮には、アラブ系の国や東アジアの学生が多く住んでおり、各国の言葉や習慣、食べ物を知る良い機会となりました。このインターンシップでは、フランスという異国で、多くの経験をしました。異文化に触れる中で私が学んだ事は、自ら積極的に行動することの重要さ、そして外国語を学ぶことの楽しさです。そして、異文化に触れる過程を通して、日本とフランスの文化の違いについても考える良い機会にもなりました。国際インターンシップに参加したことは、語学力の向上だけでなく、海外生活を体験することで、異文化を理解することの重要さを学びました。若いうちに、このような体験をすることは、今後の人生においても重要な意味を持つと思います。今後も、このインターンシップ制度が継続され、多くの後輩たちが海外で就業体験を積み、大きく成長していってほしいと思います。

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