地域・他大学との連携
四国内国立5大学による男女共同参画推進共同宣言
平成23年2月22日、四国国立大学協議会において、四国女性研究者フォーラム開催に先駆け「女性研究者による優れた教育研究活動の支援に努めます~四国内国立5大学による男女共同参画推進共同宣言~」が四国内5国立大学学長によって宣言されました。
2月23日の第1回四国女性研究者フォーラムの開催に先駆け、女性研究者の活躍を願う香川大学一井眞比古学長より提案され、四国国立大学協議会の承認をうけ宣言されました。
同宣言は、四国の国立大学が、女性研究者、女子学生の積極的な活動によって、多様な視点や発想を取り入れ、教育研究活動を活性化し、組織としての創造力を発揮することを目指すものです。
四国の国立大学が連携協力し、各大学において女性が教育研究において一層活躍できる環境を重点的に整備するとともに、次世代を担う女子学生の育成に努力することで、より多数の優秀な女性研究者、学生が意欲的に教育研究に取り組めることを期待します。
この取り組みを通して、女性研究者が各大学、ひいては四国地域の今後の発展に大きく寄与し、重ねて、全国の才能溢れる女性が四国の地にいざなわれ、この地で活躍することを強く期待するものです。
さらに、四国における大学、研究機関、地方自治体、企業、市民との連携を強めることにより、男女ともに個性と能力を発揮できる大学と社会の実現に貢献することを目指しています。
女性研究者による優れた教育研究活動の支援に努めます
~四国内国立5大学による男女共同参画推進共同宣言~
私たち四国に位置する国立5大学は、地域に根ざした大学として、特色ある世界水準の教育研究を推進するとともに、地域の発展の基盤となる人材の育成、文化芸術、産業、医療等の振興、充実への貢献に努めています。
男女共同参画基本法制定以来10年を経て、産業構造の変化とともに、女性は社会経済活動等に積極的に参画し、性別にかかわらず活躍の場を広げています。特に急速な少子高齢化が進む四国地域では、女性の一層の参画が社会・経済活動等の維持・発展で不可欠となっています。
このような中、私たちは、女性研究者、女子学生の積極的な活動は、多様な視点や発想を取り入れ、教育研究活動を活性化し、組織としての創造力を発揮する上で極めて重要であり、より多数の優秀な女性研究者、学生が意欲的に教育研究に取り組むことが各大学、ひいては四国地域の今後の発展に大きく寄与すると認識し、全国の才能溢れる女性が四国の地にいざなわれ、この地で活躍することを強く期待します。
このため、私たちは、各大学において女性が教育研究において一層活躍できる環境を重点的に整備するとともに、次世代を担う女子学生の育成に努力し、さらに、古来より遍路道で結ばれた四国における大学、研究機関、地方自治体、企業、市民との連携を強めることにより、男女ともに個性と能力を発揮できる大学と社会の実現に貢献することを宣言します。
[私たちの重点的な取組]
- 優秀な女性研究者の数の拡大を目指し、教員公募において全国からの女性研究者の応募を期待し、優秀な女性研究者を積極的に登用すること。
- 女性研究者の優れた教育研究の取組を積極的に支援すること。
- 男女共同参画の視点に立った教育・研究環境及び就業体制を確立すること。
- 大学の構成員の教育・研究・就業と家庭生活との両立を支援すること。
- 女性のキャリア形成と次世代の育成にかかる取組を充実すること。
- 大学運営における意思決定過程での女性の積極的な参画を推進すること。
- 男女共同参画の推進にむけた大学をはじめとする関係機関のネットワークを構築すること。
平成23年2月22日
徳島大学長 香川 征 鳴門教育大学長 田中 雄三 香川大学長 一井 眞比古 愛媛大学長 柳澤 康信 高知大学長 相良 祐輔
中国・四国地区10国立大学による共同宣言
男女共同参画推進のための共同宣言を行いました
~中国・四国地区10国立大学共同宣言~
中国・四国地区の10国立大学は、男女共同参画社会の実現を目指して、「中国・四国地区国立大学の男女共同参画推進のための共同宣言」を行いました。
この宣言文は平成23年9月27日開催の平成23年度秋季中国・四国地区国立大学長会議で協議・承認されたもので、平成23年11月11日に開催された第3回中国四国男女共同参画シンポジウム「女性研究者が活躍する大学~支援ネットワークの強化を目指して~」において森田潔岡山大学長が宣言しました。
女性研究者の比率を上げ、男女共同参画の視点をもった人材の育成と継続的な取り組みに向けてシンポジウムの共同開催や地域との協力・協働を進めることを目指しています。
画像をクリックすると、中国・四国地区10国立大学による共同宣言のPDFファイル(94.8KB)がダウンロードできます