海外留学体験談

短期語学研修へ参加した学生さんの体験談を一部ご紹介します。学年は研修参加当時のものです。

矢野奈都季さん(教育学部2年生、オーストラリア・西オーストラリア大学、研修期間:平成24年8月27日~9月28日)

   私は8月26日から、9月29日までの約1ヶ月間、西オーストラリア州のパースという都市にある語学学校で英語を学び、ホームステイも体験しました。短期留学に行く前は、向こうに行けば、自然と英語が上手くなるだろうと思っていました。しかし、留学を終えた今、それは大きな間違いだったとわかりました。

 私はこの1ヶ月、英語のスピーキングを上達させるせっかくの機会を逃し続けました。シャイで内気な性格のため、学校では誰にも話しかけることができず、ホームステイ先では自室にこもってばかりいました。向こうの文化では、何も言わないのなら、それで満足だと思われてしまいます。自分から発しなければ、相手は何も反応してくれません。また、向こうの人たちのしゃべり方はとても直接的であるので、ついつい怖気づいてしまいました。しかし、たとえうまく言葉にできなくても、伝えようとする気持ちを持つことは非常に大事です。一生懸命伝えようとすれば伝わるものです。まだ勉強している最中なのだから、間違えて当然。そのことに気づくのに私はかなり時間が掛かりました。海外で勉強してみたいと思っている方は、あらかじめ日本であいさつや簡単な会話くらいはパッと言えるようになってから行くことをお勧めします。

 学校には、世界中から集まったさまざまな文化を持つ人たちがいました。授業では日本の大学とは異なり、生徒自ら積極的に発言します。内容は教科書に沿って、基礎的な文法や読解、語彙、リスニング、パソコンを使ったライティングなどをしました。クラスメイトは、日本の他に中国、台湾、ブラジル、メキシコ、イタリア、サウジアラビアなどから来ていて、仲間たちと過ごす毎日はとても刺激的でした。

 全体を通して、せっかくの環境を生かしきれず、少しもったいない過ごし方をしてしまった今回の短期留学ですが、実際に行かなければわからなかった自分の未熟な部分に気づくことができたので、それを残りの大学生活2年間で少しでも改善していきたいです。そして、将来は自分の仕事で英語が使えるくらいになりたいと思っています。

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藤本圭吾さん(法学部2年生、カナダ・カルガリー大学、研修期間:平成24年9月4日~9月14日)

 

 

 カナダでの2週間の研修は私にとって言い表せない程のすばらしい経験であり、意味のあるものとなりました。

カナダに到着した時は心細さと初めての海外ということもあり、日本に帰りたい気持ちが強くありました。ですが、親切なホストファミリーとの暮らしや、有意義な学校生活を送るにつれ、いつしかその気持ちは帰りたくないというものに変わりました。

 カルガリー大学では日本人を含めカナダ人やベネズエラ人、韓国人など多くの人々との出会いがありました。外国の方とほとんど話したことのない私にとって違う国々の人と会話をすることはとても緊張し、決して上手にできたとは言えないものでした。ですが、その経験はとても新鮮味がありました。さらには、アクティビティや授業を通して彼らと親交を深めるにつれて、より違う価値観や考え方に気付くことができました。特に、この海外研修で出会った方々は自分の意見や考え方を尊重している方が多く、自分の考えに素直になることの大切さを知ることができました。

 日常生活では文化の違いやマナーなど戸惑うことも多々ありましたが、日本との違いを痛感することができ、今となっては良い思い出です。困ったときにいつも手助けをして下さったホストファミリーには本当に感謝しています。

 カルガリーで過ごした2週間は貴重な経験であり、一生忘れることのない最高のものです。自分の全く知らない地で知らない人と楽しく過ごすことができたというのはその後の自分への自信へと繋がっています。また機会があればホストファミリーにも友人にも会いたいと思えます。本当に幸せで、自分のためになる2週間でした。

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鴨川美紀さん(法学部1年生、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学、研修期間:平成23年2月28日~3月25日)

 

 春休みの一か月を利用してカナダのブリティッシュコロンビア大学へ語学研修に行きました。初めての海外語学研修で、英語を話した経験もあまりないため不安もありましたが、一か月の研修を終えて帰ってきた今、行って良かったと本当に思います。クラスは14名程度で、自分と同じくらいのレベルのクラスメイトと授業を受けることができます。授業といっても、今までうけてきたような講義形式のものでなく、積極的に話すことが基本で活動的なものでした。また四週間ともに過ごしたクラスメイトとも仲良くなることができ、メールで今でも連絡をとっています。

 ホームステイも勿論初めての経験で、初対面の人の家で寝泊まりできるのかと心配でしたが、ホームステイ先の家族は温かく受け入れてくれ、大変親切にしてくれました。食後の会話など日常の会話からも学ぶことがたくさんあり、刺激的な毎日でした。

 自分の伝えたいことがなかなか上手く言えずにもどかしい時も幾度となくありましたが、そうして調べたり教えてもらったりして学んだことは身に付きやすいと思います。学校側が用意してくれた様々な課外活動にも参加することができ、毎日が有意義でした。そして何より、カナダの人々の優しさや温かさを感じました。道がわからないで困っていると尋ねてもいないのに声をかけてくれたり、わからないことを聞くと丁寧に教えてくれたりしました。日本で大地震が起きた後は何人もの人が、知らない人までもが、心配して励ましてくれました。引っ込み思案な自分ですが、クラスで自ら発言したり、街中で知らない人に尋ねたり、今まであまりしなかったことも自然としていました。カナダの開放的な雰囲気がそうさせてくれたのかもしれません。ホストマザーに、バンクーバーは夏が最も美しいから絶対来るべきだと言われたので、またいつか必ず行きたいと思います。

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大山崇さん(経済学部2年生、カナダ・カルガリー大学、研修期間:平成22年8月30日~9月10日)

 

  カナダのカルガリーでの短期留学を終えてみて思ったのは、2週間だけでなく、もっと留学を続けたかったということである。カルガリーへ行く前は海外渡航が初めてということもあり、不安もあったが、行ってみると勉強になることや楽しいことばかりで帰国の日には日本に帰りたくないとすら思った。帰国してから1ヶ月以上経つが今でも頻繁にカナダの空気やそこで出会った人々を思い出しては懐かしく思っている。

 カルガリー大学での僕のクラスには、ロシア、コロンビア、クロアチア、ペルー出身の人がいて、ホームステイ先には韓国とトルコからの留学生もいた。僕は特にコロンビアの留学生と親しくなり、一緒に昼食を食べたりしてよく話した。18歳の彼女は英語が流暢で、また自分の意見をしっかり持っていたので刺激になった。僕を含む日本人の生徒がクラスのディベートで話せていないのに対し、他の学生が自分の意見を主張し合っているのを見てからは英語が流暢でなくとも自分の意見をしっかり持って積極的に話していこうと思った。そう思えたことはこの留学での一つの収穫だと思う。

 この留学でたくさんの国の人と出会って、話をしてみてもっと英語が流暢に話せるようになりたいと思ったし、もっといろんな国へ行ってみたいと思った。機会があればまた他の国にも留学したいと思うし、今回のホストファミリーやクラスメイト達とももう一度会いたいとも思う。カルガリーで過ごした2週間はここでは書ききれないほど密度のあるものであったし、貴重な経験となった。

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山成菜生さん(法学部1年生、韓国・建国大学、研修期間:平成23年8月15日~8月30日)

私は、今回「建国大学校 短期サマープログラム」に参加しました。行く前は、初めての海外だったのでさまざまな不安がありました。でも、建国大学校のチューターのみなさんや、先生方の細やかなサポートのおかげでとても快適な2週間を送ることができました。今回、わたしは、このプログラムに参加して日本で生活していたら、経験できなかったことをたくさん経験することができました。

まず、このサマープログラムは、いろいろな大学からたくさんの生徒が参加しているので、2週間という短い期間ではありましたが、たくさんの友達をつくることができました。これは、ただ韓国へ旅行するだけでは経験できないことだと思うので、本当によかったです。次に、私は日本では韓国の方や他の国の方と関わる機会が全くといっていいほどなかったのですが、このプログラムに参加して建国大学校で授業を受けたり、放課後に出かけたりする中で、韓国の方や建国大学校へ留学している人とも交流できました。この交流で、私は、韓国語を勉強するだけでなく、英語の大切さや自分の英語力のなさを実感し、日本に帰ってから、語学をもっと率先して学んでいこうという気持ちになりました。日本では、いくら英語が必要だといわれても、実際に自分の英語の発音や理解度がどのくらい通じるのか、分からなくて、あまり力を入れて英語をしようとしていなかったので、海外へ行くことは本当に意味のあることだと思います。

2週間というとても長いとは言えない期間ですが、日本を出て、習慣も文化も違う環境で生活することは、日本では感じることのできない経験をすることが出来たので、1年の夏休みに行くことができてよかったです。

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松嶋佳加さん(教育学部1年生、韓国・建国大学、研修期間:平成23815日~830日)

私は今回、韓国の建国大学サマープログラムに参加してきました。このサマープログラムは2週間韓国語の授業や韓国の文化や歴史を学ぶというカリキュラムのものでした。2週間という短い時間でしたがいろいろな角度から韓国という国について触れることができたことが1番よかったと思っています。

韓国語の授業では授業すべてが韓国語でおこなわれました。そのため、先生の言葉をずっと集中して聞かなければならないので大変ではありましたが、韓国語が理解できたり返答できたりするようになり、とても楽しかったです。そしてもっと韓国語を話せるようになりたいと改めて感じました。また、私のクラスは日常で使う会話中心の授業でした。その中の1つに駅での道の尋ね方を授業で習ったのですがそれを実際に駅で乗り方がわからないときなど使って、見ず知らずの人と会話できたことがとても印象に残っています。そういった経験は韓国に行かなければできなかったと思います。

建国大学のサマープログラムでは語学の授業だけではなく韓国の歴史や文化に触れることができました。私はもともと韓国の歴史に興味があったので実際に慶州・安洞に行き、佛國寺や慶州国立博物館、河回村などを見学できたことはとてもいい経験になりました。なかでも、河回村で伝統の踊りや実際にまだ人が住んでいる村の様子を見たりすることができたのがとても印象に残っています。そういったところはあまり個人の観光では行く機会がないので今回行くことができて本当に良かったです。今回、いろいろなところを見て回ってやはり文化において似ているところが多く存在しているなと感じました。そしてまた韓国の歴史についての興味が深まりました。

今回、韓国に2週間滞在することで3日や4日の韓国では見ることのできないたくさんのものを見ることができ、また多くのことを感じました。その1つとして語学に対する意識の高さに驚き、自分の語学に対する意識を見直すなど、とてもいい刺激をもらいました。そして、韓国語でコミュニケーションを図る上での自分の力の足りなさを感じ今度は今以上にしゃべれるようになってからもう一度行こうと思いました。そういった言葉の壁も感じたのですがそれ以上に建国大学のチューターの人たちや現地の人たちと仲良くなれたことがとても心に残っています。そういった経験ができたこのプログラムに参加することができ本当に良かったと思っています。

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