香川大学微細構造デバイス統合研究センター
NANO-MICRO STRUCTURE DEVICE INREGRATED RESEARCH CENTER
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Research
研究紹介
ナノスケールの解像力と複数種類の触感覚を有する「ナノ触覚」を半導体MEMSデバイス技術で実現し,人間の指先皮膚がもつ高度な触感覚を定量的に数値化することを目指しています。 MEMS触覚センサは、微細な接触子の先端を用いて、対象物表面の微細な凹凸形状とその形状に起因して生じる微細な摩擦力波形を同地点・同時刻で測定することにより、手触り感、繊細なナノ触覚を定量化できます。
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MEMSのバイオテクノロジー分野への応用(バイオMEMS)において、半導体微細加工技術と微小物体操作技術との組み合わせにより、組織を1細胞に区画化して物理的に一括切断する、1個の細胞を複数の微小領域に一括切断する、DNAなどの生体分子を観察しながら狙った位置で加工する、新たなナノマイクロ領域のバイオサンプルを対象にした機械加工の実現を目指します。
香川大学医学部消化器内科との医工連携により、半導体マイクロマシン(MEMS)技術を融合して新しい内視鏡センサを研究開発しています。従来の有線式(電気配線)センサから研究開発を進展させ、無線(光学)式センサを実現しました。
マイクロ流体デバイスを用いた1細胞を対象にした計測の医薬品の研究開発、再生医療等のバイオテクノロジー分野への応用を目指します。 マイクロ流体デバイスは、高い流体制御性の下で、個々の細胞へ安定に薬剤刺激を届けることや生体内を再現した細胞への刺激を与えることが可能であり、これまで計測できなかった細胞毎の応答反応を明らかにできる可能性があります。