図1.無線(光学)式MEMS内視鏡用圧力センサ
■実験結果(基本動作)
実験では、MEMS圧力センサの色相を検出して画像化しました。圧力は(a)0.2、(b)1.8、(c)2.0kPaです。圧力は0.2から2.0kPaまで増加するに伴い、MEMセンサから検出された色相イメージが変化することが測定されました。このように、 MEMS圧力センサによって外部圧力の変化を色相変化として検出できることを実証しました。
図2.MEMS圧力センサの色相イメージング変化
■実験結果(内視鏡への応用)
医療応用として、内視鏡(フード)にMEMS圧力センサを搭載して臓器内圧力を測定することを想定して、MEMS圧力センサを内視鏡フードに搭載して工業用内視鏡に用いて、チャンバー内圧力の変化を測定する実験を行いました。
図3(a)にMEMS圧力センサを搭載した内視鏡フードのイメージ図と写真を示します。図3(b)は内視鏡モニターに映し出されたMEMS圧力センサです。チャンバー内圧力を繰り返して増減させてこの内視鏡モニター上のMEMS圧力センサ中心付近の色相を検出して測定しました。
その結果、チャンバー内圧力の増減に応答して検出圧力の増減を測定できました。このように、 MEMS圧力センサを搭載した内視鏡フードによって外部圧力の変化を測定できることを実証しました。