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防災・危機管理コース

1.教育理念

日本は地震、台風等によりこれまで大きな自然災害による被害を受けてきた。今後の環境変化にともない、従来にない大規模の自然災害が発生する可能性が大きくなってきている。さらに、社会システムの高度化・複雑化さらには国際化に伴い、過去に事例のない災害が発生する可能性が増大してきている。従って、このような自然・人為的な災害に対応可能なレジリエントな社会の構築が求められてきている。
本コースでは、レジリエントな社会を構築するために、災害特性や私たちの生活地域の現状を把握し、経験だけでなく人類や地球の歴史からも学び、何が脅威になるかという予見能力を持ち、ハードウェア、ソフトウェアとヒューマンウェアを組み合わせ、危機の未然防止、災害の破局拡大への防止等、災害の状況にしなやかに対処できる人材を育成する。

2.コースの説明

本コースではレジリエントな社会の構築を目指し、防災・危機管理に関する知識・技能を基に、人文社会科学系の素養、自然科学・自然災害科学の基礎、建設工学系の科学技術、情報工学系の科学技術に関する科目を開設し、自然災害の軽減を目指す技術者の育成、データサイエンスによる危機管理の専門家の育成の2つの柱から構成されており、1年次において災害・自然・危機管理の基礎知識の構築、2年次に危機管理実践の基礎、プログラミングの基礎、3年次以降にそれぞれの分野における専門、応用実践科目を開設している。

3.学習到達目標(コースディプロマ・ポリシー)

防災・危機管理コースでは、教育理念・教育方針に従って、以下の学習到達目標の下にカリキュラムを編成する。

言語運用能力 ①多様な情報を適切に利用し、論理的かつ客観的な文章の作成および効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
②総合的な情報処理能力、技術者に求められる正確な日本語能力を有し、状況に応じたコミュニケーションができる。
③英文の読解、および英語によるコミュニケーションができる程度の国際的コミュニケーション能力を身につける。
知識・理解 ④危機管理に携わる技術者として必要な数理的基礎知識を身につけ応用することができる。
⑤危機管理に携わる技術者として必要な危機管理の基礎知識を身につけ応用することができる。
⑥危機管理に携わる技術者として必要な自然科学の基礎知識を身につけ応用することができる。
⑦危機管理に携わる技術者として必要なデータサイエンスに関する基礎知識を身につけ応用することができる。
⑧危機管理に携わる技術者として必要な多角的視点を備える。
問題解決能力・課題解決能力 ⑨卒業研究および実習科目等を通じ、防災・危機管理の実践に関する技術を習得し、課題設定能力、課題探求能力を身につけ、実社会での問題解決に役立てることができる。
⑩インターシップおよび実務に関連した科目の履修を通じて、幅広い視野や実務上の問題に対応することができる。
倫理観・社会的責任 ⑪危機管理に携わる技術者として高い倫理観を持ち、社会的役割および社会的責任を理解して行動することができる。
地域理解 ⑫防災・危機管理に関する地域の現状と課題に関心を持ち、問題を発見し、探求することができる。