知能機械システム工学科

教育理念

21世紀の少子高齢化社会を迎え、機械システムによる生産技術のあり方やその対象も変化し、人間中心の工学技術が追求されてきている。そして、宇宙から深海に至るまでの極限状態や危険な場所で作業を支援するロボット、運動機能に障害を持つ高齢者の生活を支える支援機器、また医療やバイオ分野で小さな細胞を操り精密な作業を行うマイクロデバイスなどが必要となってきている。本学科では、このような人の生活に密着した「生活を支援する」機械の研究開発、あるいは高齢化社会において人間の感覚や運動機能を支援し安心して快適な生活を実現する高度で多様なマンマシンシステムやキーデバイスの開発・研究を展開している。
本学科では、このような社会動向や環境に対応するため、機械工学のみならず電気・電子、制御技術等の幅広い学問領域を融合した総合的な知識を身につけ、高い見識の基に、人間中心の高度な知能機械システムを構想・開発できる人材の育成を目指した教育研究を行う。

学習到達目標(ディプロマポリシー)

(A)多角的思考基礎能力
地球的視点から多面的に自然現象や技術に関連する物事を考えることができる。

(B)倫理観・社会的責任
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する技術者の基礎的な倫理を身につけている。

(C)自然科学の基礎知識
数学、自然科学および情報技術に関する知識を身につけ応用することができる。

(D)工学的基礎知識
知能機械システム工学分野の専門技術に関する基礎知識と、その基礎知識を工学的問題解決に応用できる。

(E)問題解決・課題探求能力
ものづくりに関する実務科目を履修しデザイン能力を身につけ、幅広い視野や実務上の問題に対応することができる。

(F)コミュニケーション基礎能力
日本語および英語による論理的な記述、口頭発表、討議等の国際的に通用する基礎的なコミュニケーションができる。

(G)知能機械システム工学の実践力
知能機械工学の主要分野における基礎と応用の実験科目の履修を通じて、自主的、継続的に学習できる。

(H)課題への挑戦・解決能力
卒業研究を通して自ら課題を発見し、研究を計画・遂行・解析・考察し、その成果をまとめて発表できる。

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