栗林公園の東側にあった栗林公園動物園(1930年開園、2002年休園、2004年閉鎖) 元鳥類研究員の佐藤 勤氏(1932-2014)によって製作された剥製標本コレクション。佐藤氏は、三木町文化協会剥製部会会長として、同会会員らと剥製の製作技術 を研鑽した。1976年には、剥製会館の建設を計画し、その後自宅敷地内に建設さ るに至った。佐藤コレクションは、鳥類を中心として、哺乳類、爬虫類など総 数700点以上にも及ぶ。ほとんどが本剥製と呼ばれる標本で、動物たちが生きていたときのもっとも美しかった姿を再現し、動物たちが生きていた証の一コマを 観察できるように製作されている。現在では収集が困難な種の標本も多数含まれており、学術的にも極めて価値の高いものである。晩年、コレクションの保存を危惧した佐藤氏から寄贈の打診があり、没後、ご遺族から寄贈の申し出があって受け入れを決定し、2014年から受け入れを開始し、データベース化を進めている。希少種の受け入れに際しては、「絶滅のある野生動植物の種の保存に関 する法律」(種の保存法)で定められた措置に従い、環境省に届け出ている。