2012年01月25日
この日は香川大学法学会の講演会がありました。
講師は、前中央大学経済学部教授で、現在は国連大学サステイナビリティと平和研究所の所長特別顧問を務めておられる内田孟男先生です。
講演テーマは、「グローバル・ガバナンスと国連―国際公務員の役割―」というものでした。
講演では、まずグローバル・ガバナンスの概念について解説がなされました。
そして、国連の果たす役割、そのなかでも特に「第2の国連」として位置づけられる国連事務局が、グローバル・ガバナンスのためにどのような役割を果たしうるか、また、どのような課題を抱えているかを中心に、説明がなされました。
その後、国連教育科学文化機関(UNESCO)や国際連合大学(UNU)で、国際公務員として勤務されたご経験をもとに、国際公務員の役割や資質について説明がなされました。
多くの受講者が、普段の講義では得られない貴重なお話に、熱心に耳を傾けています。
質疑応答でも、講演内容を一層深める良い質問がなされました。
国際公務員志望者はもちろん、国家・地方公務員志望者にとっても、実りの多いお話だったのではないでしょうか。
香川大学法学会では、今後も法学・政治学の様々な分野に関わる講演会を企画していきます。普段の講義だけでなく、こうした学びの機会を積極的に活用して、自らの視野を広げるようにしてください。