2018年7月23日8時50分より、オランダライデン大学刑事法ピナール・オルチェ准教授による「欧州人権条約と死刑制度」のご講演がありました。
　講演に先立ち、本学部山本慎一准教授より、ヨーロッパ人権条約についての概説の解説がありました。講演は英語で行われ、部分的に平野美紀教授による日本語での要約もなされました。
　世界中では死刑廃止の動きが強い中で日本では７月に続けて死刑が執行されたことを切り口に、法源やモンテスキューの『法の精神』にも言及しながら、地理的条件も歴史も言語も異なる文化体系を有するヨーロッパの国々が、あるいは世界の国々が、どのように立法し、人権を擁護していくのか、という大きな問題について非常にわかりやすく、語ってくださいました。