2017年12月22日  教育研究  イベント

法学会講演会が開催されました(2017年12月・趙炳宣氏)

 2017年12月21日、「韓国の腐敗(汚職)防止法に関する比較法的考察」講演会が、韓国・清州大学教授である趙炳宣(Cho, Byung−Sun)氏をお招きして開催されました。
 韓国の汚職規制の概要と、現在問題となっている朴前大統領を巡る汚職事件の経緯と裁判所の判断についてお話いただき、 また、韓国において近年成立した、通称「金英蘭(キムヨンラン)法」は、公務員やマスコミ関係者、またその配偶者などが3万ウォン(約3千円)を超える接待を受けるといった行為を禁止する極めて厳格な法律であり、社会的影響力は大きく、接待や贈答が減少したことから、飲食店や花屋の廃業にも繋がっているというお話をしてくださいました。
 当日は学生から活発に質問もなされ、法と社会の関係を考える上で非常に有意義な講演会になりました。
 講演の通訳として、大阪大学助教である金ジャンディさんには大変にお世話になりました。