2022年09月09日
2022年3月に卒業した法学部生の論文が、国際法学会主催「第9回小田滋賞」において奨励賞を受賞しました。
受賞論文は、「被害者の救済と主権免除否定論―代替手段の不存在を理由とする免除否定論の妥当性の考察―」と題するもので、国際法上の主権免除否定論に着目し、代替手段の不存在を理由とする免除否定論について、「合理的な代替手段」の妥当性を考察し、重大な人権侵害の被害者に対する救済のあり方を論じたものです。同論文は山本(慎)ゼミで執筆した卒業論文「国家による重大な人権侵害行為と主権免除原則に関する研究―2021年ソウル中央地方法院判決を素材として―」をもとに、「第9回小田滋賞」投稿用に内容を圧縮する形で加筆修正したもので、両論文とも法学部資料室に所蔵している香川大学法学部山本慎一研究室編『国際法・国際機構研究』第9号(2022年3月)に収録されており閲覧可能です。
2022年9月6日(火)に開催された国際法学会2022年度(第125年次)研究大会の総会において授賞式が執り行われました。このたびは受賞おめでとうございます。
現在は「第10回小田滋賞」の募集が行われていますので、国際法、国際私法、国際政治・外交史の分野を専攻する学生は、下記URLの応募要領を参照して奮ってご応募ください。
https://jsil.jp/award